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北陸工業新聞社
2023/03/10

【石川】県議会予算委/国道415号県境部手前の調査へ/羽咋トンネルは年内供用

 石川県議会予算委員会が9日開かれ、稲村建男、打出喜代文、川裕一郎、太郎田真理、善田善彦の5委員が質問した。県側は国道415号羽咋バイパス事業について、施工中の羽咋トンネルを中心とした区間を年内に開通させたいとしたほか、来年度に羽咋市神子原町において県道所司原神子原線と分岐するまでの未改良区間の調査に入り、間断なく整備に取り掛かれるよう準備を急ぐ考えを示した。
 羽咋市兵庫町から神子原町までを結ぶ同バイパス7・4キロを巡っては、これまでに海側の1期区間3・7キロが供用し、現在、山側の2期区間3・7キロを施工中。鈴見裕司土木部長は2期区間の進ちょく状況について「3・7キロのうち羽咋市福水町から神子原町間の現道拡幅区間2・2キロの2・1キロが供用済み。羽咋トンネルを含む宝達志水町杉野屋から羽咋市福水町間1・5キロは年内の供用を目指す」と説明した。
 馳浩知事は、直轄による調査が行われている富山県境部について「富山県、羽咋市、氷見市と連携しながら早期事業化に向けて国に対し調査の促進を働き掛けていく」とし、県境部の手前までの未改良区間については県による施工が可能との見解を示し「県により整備できる個所から先行することは事業効果の早期発現の観点から重要。来年度から羽咋市神子原町の県道所司原神子原線と分岐するまでの区間の調査に入り、2期区間完成後、間断なく整備に取り掛かれるよう準備を進めていく」などと意欲を見せた。

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