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　国道266号蓍町橋周辺の渋滞解消に向けて県と熊本市は、熊本都市圏南部と熊本市東部を繋ぐ道路を検討している。8日の県議会本会議で、増永慎一郎議員の質問に対し、亀崎直隆土木部長が明らかにした。
　亀崎部長は、道路計画の具体化に向けたこれまでの調査・検討で、国道266号の蓍町橋周辺では、熊本市東部方面に向かう車が多く混入していると説明。熊本都市圏南部と熊本市東部を接続する道路を整備することで、交通量が約2割削減され、渋滞緩和やアクセス向上の効果が高いことを確認したという。
　ルートについては、熊本市城南町の県道小川嘉島線から、県道六嘉秋津新町線を経由して、県道熊本高森線に接続する経路などについて、経済性や施工性などを比較評価しながら協議していく。
　これらの道路沿線では、土地区画整理等による市街地整備や、企業立地の進展に伴う交通量の増加が見込まれており、土地利用の変化も含めて地元自治体の意向を確認しながら、渋滞解消に有効な道路ネットワークを具体化していく考え。
　亀崎部長は「熊本市との連携を深め、都市圏南部地域や熊本市東部地域の発展と利便性の向上に向け、スピード感をもって取り組んでいく」と話した。

提供：西日本建設新聞社
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