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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/03/13

【群馬】群馬東部水道企業団は教育センター跡地に建設

群馬東部水道企業団は、老朽化が著しいために建て替えを計画する太田本所(太田市浜田町11−28)の基本設計および実施設計について、夏ごろに設計業者をプロポーザル方式で募る方針を固め、準備を進めている。2023〜24年度に設計業務をを行い25年度に工事着手、2カ年の完了を目指す。また、27年度は既存庁舎の解体工事を実施する。建て替えに向けては、23年度当初予算で5カ年継続費として19億4000万円を設定した。
本所は1969年に建設していることから、老朽化が著しいため建て替えを計画している。
建設場所は旧学校教育センター(太田市下浜田町1088−2)の解体跡地となる。解体工事費は太田市の一般会計当初予算で1億4773万円を計上しており、同市からの発注となる。同センターは73年に建設され、RC造3階建て、延べ床面積2633・19u。解体後の敷地面積は約6600u。
継続費は太田本所庁舎建設事業として計画。内訳は◇23年度=3000万円◇24年度=8億200万円◇25年度=3億6000万円◇26年度=6億3000万円◇27年度=1億1800万円−。事業費の内訳は設計業務費1・4億円、工事費17・1億円、既存庁舎解体工事費9000万円、移転費用3000万円などとしている。
庁舎整備は水道庁舎としての機能面、将来の維持管理コストなどを検討。基本方針を踏まえて◇防災拠点機能◇窓口サービス機能◇ユニバーサルデザイン◇事務・執務機能(車庫・倉庫・会議室等含む)◇福利厚生機能◇防犯セキュリティ機能◇環境負荷低減◇駐車場・駐輪場機能◇その他の機能−を想定しており、これから詳細を詰める。構造や階数などは現段階では未定だが、延べ床面積は約3000u。基本計画策定業務は高橋建築設計事務所(前橋市)がまとめ、用地測量については神岡測量(太田市)が実施した。
現在の太田本所はRC造3階建て、延べ床面積約3000u。敷地面積約4500uとなる。庁舎解体後の敷地は市が運用する方針としている。
同企業団は直近で、みどり支所の建て替え工事を実施。本所もみどり支所と同様に、年間のエネルギー消費量をゼロとするネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)の導入も行う方針。施工は加藤建設興業(太田市)が担当、設計業務は石井設計(前橋市)が行った。
みどり支所建設は庁舎棟、給水車庫棟、備蓄倉庫などの建築工事、電気設備工事、機械設備工事、外構工事を一括して公告。企業団管内(太田市、館林市、みどり市、板倉町、明和町、千代田町、大泉町、邑楽町)に本店、支店、営業所等を持つ建築A等級を条件とし、予定価格は2億1873万円だった。