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県土整備部は、「予定価格に係る積算内訳の公表事務取扱要領」を改正した。金入り設計書など紙ベースの公表からホームページ（ＨＰ）上での公開に踏み切る。改正事務取扱要領は４月１日以降に契約する工事、業務から適用する。
　金入り設計書を含む工事設計書、施工一覧表などの積算内訳は、現在、各県土など発注機関の閲覧室で紙ファイルによって公表している。
　ところが、県外業者をはじめ事務所から遠隔にある業者にとっては不便となっており、これら業者から寄せられる情報公開請求は年間４００件程度に上り、対応に苦慮しているという。
　同部技術企画課は「受発注者の業務効率向上に結び付けたい」と話し、紙ベースから電子媒体を使った公表に切り替える。
　事務取扱要領は、同部発注の建設工事、測量等業務、道路施設等管理業務、植栽管理業務などが対象。契約締結後、技術企画課ＨＰにある「鳥取県発注図面・公表設計書公開サイト」で一括公表する。
　ただ、４月１日から９月30日までに契約する工事と業務については、従来の事務所での閲覧方式による公表も併用。コピー機利用者のプリペイドカードの使い残しに配慮する。

日刊建設工業新聞