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日刊建設タイムズ社
2023/03/15

【千葉】新規事業化が妥当/多古町船越の基盤整備/事業費は約41億円/県農林公共事業評価審

 県農林水産部は14日、2022年度第2回農林公共事業評価審議会を自治体福祉センター4階会議室で開いた。多古町における農業農村整備事業「経営体育成基盤整備事業船越地区」の実施および、匝瑳市における治山事業「防災林造成事業栢田地区」の計画の見直しについて妥当と認め、熊谷俊人知事に答申することとした。船越地区の経営体育成基盤整備事業は、全体事業費約41億円で、24〜28年度に推進する予定。新規事業着手に当たり、事前評価の対象となった。
 船越地区は、栗山川中流域に展開する肥沃な水田地帯。地区面積126・1ha、受益戸数137戸。ほ場は10aの小区画で暗渠排水が無く、農道も狭いため、大型農業機械の使用が困難。排水機場と排水路は老朽化しており、降雨時、ほ場に湛水被害が発生している。また、農地集積が進んでおらず、効率的な営農が困難となっている。
 事業において、ほ場の区画整理や道路・用排水路の整備を行い生産性を高めるとともに、担い手の育成と経営の安定化を図る。
 具体的には、区画拡大、用水のパイプライン化、排水機能の強化により、大型機械の効率的な運用および水管理の省力化を図る。暗渠排水を整備することにより、水田を乾田化・汎用化し、高収益作物を栽培することで、収益を向上させる。28年度までに、農地所有適格法人1組織、担い手1人を育成。また、担い手への集積率86・5%を実現する。
 事業規模は▽整地工=109・3ha 、表土扱い、100m×100m標準区画▽道路工=延長15・1km、有効幅員4〜6m▽用水路工=延長14・3km、φ100〜350o硬質ポリ塩化ビニル管、調圧水槽2か所▽排水路工=延長10・2km、U字溝、B型柵渠、排水機場2か所▽暗渠排水工=109・3ha▽客土工=23・3ha▽測量・設計、用地買収・補償、換地業務=各1式。
 事業費の内訳は、区画整理工31億円、暗渠排水工2億3000万円、測量試験費など7億7000万円。
 審議会は「事業実施が妥当」とし、継続的な営農の実現に向け、担い手への農地集積・集約を促進するとともに、次世代の後継者の育成を含む営農体制の整備に努めるよう意見を付した。
 
栢田地区防災林/事業縮小し継続
 
 栢田地区の防災林造成事業について、17年度の採択から5年を経過したことに伴い、再評価を実施した。
 現行計画における事業期間は18〜25年度。総事業費は3億8240万円。事業面積は11・43ha。保全対象は、人家94戸、県道1・4km 、市道1・4km。保安林種は飛砂防備保安林、潮害防備保安林、保健保安林。主要工事は、植栽(抵抗性クロマツ、トベラ、マサキ)10・95ha、管理道設置延長1200m。
 進捗率は、植栽の面積ベース18%、管理道の延長ベース65%、事業費ベース20%。残工事は植栽9ha、管理道425m。残事業費は3億620万1000円となっている。
 九十九里浜の他地区に先行し、内陸部を含めた広い範囲において整備を実施することとなっているが、国庫補助金の配分状況が思わしくないため、海岸線側を優先した範囲に計画を絞り、計画期間内の完成を目指すこととした。23年度から25年度まで、各年度2500万円程度の予算を充当した場合、植栽工について2・25ha(各年度0・75ha)程度の進捗が想定される。
 25年度までに完了できない範囲については、他地区の進捗を注視しつつ、適切な時期に再度計画を立て、国の採択を受けて実施する。k_times_comをフォローしましょう
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