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建通新聞社
2023/03/23

【大阪】大阪市 中央体育館の長寿命化設計に着手 

 大阪市は、中央体育館の緊急安全対策工事と施設長寿命化に向けた改修を2023年度末から25年度にかけて行う。23年度当初予算には設計費2515万円を計上した。大規模なイベントにも対応できるように利便性向上を図る。
 改修内容は、特定天井と設備機器の緊急安全対策、吊り天井の耐震化、防災関連設備の改修、カーペットや観客席の修繕改修、トイレの洋式化、床の耐荷重性能の向上など。
 所在地は大阪市港区田中3ノ1ノ40。鉄筋コンクリート造地下3階建て延べ4万2664平方b。メインアリーナのフロア面積は3580平方bで、観客数は7322席。サブアリーナのフロア面積は1540平方bで観客数は188席。敷地面積は12万3986・02平方bとなる。
 同体育館は1997年に開催された「なみはや国体」に向けて整備された施設で、建築から27年が経過している。
 また、同様に経年劣化による老朽化が進む長居陸上競技場についても改修工事を計画している。2023年度にトラック改修やナイター照明のLED化などを行い、26〜27年度に長寿命化改修工事を予定している。
 長居陸上競技場は26年9〜10月に行われる「愛知・名古屋・アジア・アジアパラ競技大会」のサッカー試合会場に内定しているため、長寿命化改修工事は26年10月以降になるとみられる。
 所在地は大阪市東住吉区長居公園1ノ1。鉄筋コンクリート一部鉄骨造5階建て延べ5万2300平方bで、収容人員は約4万8000人。