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倉吉市議会３月定例会は22日、総額３１５億３９３５万円の２０２３年度一般会計当初予算案など41議案を可決、同意し閉会した。「旧倉吉市国民宿舎グリーンスコーレせきがね」（倉吉市関金町関金宿）の再生事業に伴う整備費９億１７１２万５０００円を措置した予算案、関連の指定管理者を定める議案が認められたことを受け、市は工事発注の準備に入る。
　再生事業を巡って市は、設計と運営を一括で発注する一方、整備は別発注とするＤＯ方式を採用し、設計と運営を担う事業者を、運送業の流通（倉吉市巌城）を代表とする「流通・合銀・安本・戸田・ものりす共同企業体」に決定。予算案には、23年度の整備費３億６６８５万円、24年度分の５億５０２７万５０００円を債務負担行為として設定した。
　収支計画の説明を経て、定例会最終日の22日、予算案、同社を指定管理者に定める議案、条例制定案が可決。これを踏まえ、市は年度当初に工事を公告し、６月ごろの開札を見込む。
　予算にはこのほか、長坂新町住宅等建替事業を含む地域住宅計画事業に３億４４７１万円、１期工事に入る史跡大御堂廃寺跡整備に９０４５万円、県立美術館へのアクセス道となる市道東巌城町駄経寺町線改良工事などの地方道路整備事業に１億４８０万円を盛り込んだ。
　また、市道みどり町13号線道路災害復旧工事（１工区）（Ｒ３災第２８５号）＝福井・打吹・中江・河�ｱＪＶ施工＝の契約金額を５３６５万５８００円減の１億６３０４万４２００円とする工事請負契約の変更案も認められた。

日刊建設工業新聞