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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/03/24

【埼玉】さいたま市 西区役所改修でCM方式

 さいたま市は、区役所の修繕・改修工事計画の本格検討にコンストラクション・マネジメント(CM)方式を適用する。対象は、西区役所(西区西大宮3−4−2)。5月下旬にはCM業務の受託者を決めて、基本・実施設計の委託先を別途選定する。設計業務には2023年度から2カ年をかける予定であり、建設工期は25年度の中旬から27年度末までを見込む。
 現施設で不具合がみられている箇所などの機能回復、今後20年間の予防保全を考慮した修繕・改修に乗り出す。市のゼロカーボン推進戦略に基づき、今回改修を通じてZEB Ready以上の認証の取得を狙う。
 工事では木材の活用により、自然と調和した施設改修に取り組む。駐車場敷地を半分程度残すことで小規模な仮設庁舎を置き、執務室を入れ替えながら、フロアごとに工事着手する想定でいる。基本設計で工程の詳細を整理する。
 こうした方向性の下、CM業務の受託者には、別途選定する設計業務者に対し、想定される各局面のリスク(コスト・スケジュール・品質・工事など)についての助言、対応策の提言・提案などを行ってもらう。
 設計業務については、23年度の半ば(7〜8月ごろ)を契約時期のめどに置いている。
 03年に竣工した西区役所は敷地面積6774・85u、S造3階建て、建築面積2521・18u、延べ床面積4990・48uの規模。