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北海道建設新聞社
2023/03/29

【北海道】米国の有力不動産会社ケラー・ウィリアムズが本道進出

 米国の有力不動産会社、ケラー・ウィリアムズ(KW、本社・テキサス州オースティン市)が本道に初進出した。同社は世界50カ国強にフランチャイズ展開していて、日本では東京のほか大阪、名古屋などで現在12加盟店が営業している。KW日本法人が札幌の不動産業、エージェントサービス(久保田俊也社長=写真)と契約し、1日に事務所を開設した。

 KWは一般的な店舗を構えず、「エージェント」と呼ばれる地域の個人事業主に業務委託するのが特徴。エージェントはKWのブランド力を使って買い手・売り手を確保し、物件仲介の利益をKWと分け合う。

 KWは直接的な顧客紹介をしない半面、最新の業界知識や業務ノウハウを学べる教育プログラムを用意。物件や取引によっては複数のエージェントの協業体制をつくり、1人では難しい案件も手掛けられるようにする。公式サイトでは全国のエージェントがブログ投稿を通して自己PRできるようにしている。

 札幌拠点は「ケラー・ウィリアムズ札幌」の名称で、北区北29条西5丁目2の23のビル内に開設。エージェント30人体制を目指して人材を募っている。久保田社長によれば、不動産会社から独立する人や、異業種に務めながら副業で不動産ビジネスをやりたい人などの所属を想定。宅地建物取引士が望ましいが、必ずしも当初から資格を持っていなくてもいいという。

 エージェントは出勤不要。原則として全員が集まる会議はなく、働く時間などは個々人の判断に任される。事務所は顧客との打ち合わせなどに利用できる。

 KWは1983年創業。18年に日本法人を設立した。エージェントサービス社は2000年に発足し、売買仲介を中心に事業を続けてきた。久保田社長はCPM(米国不動産経営管理士)、CCIM(米国商業用不動産投資アドバイザー)を取得するなど以前から国際ビジネスへの関心が強く、KWが日本国内拠点を広げるに当たり、札幌地区を担当することになった。

 KWは欧米を中心に日本国外での知名度が高く、富裕層との取引実績も多い。久保田社長は「北海道の不動産に興味を持つ外国人が増えている。道内・国内の取引と並行して、外国人に札幌やニセコ、富良野などの物件を紹介する仕事も進めたい」と話している。