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建通新聞社(中部)
2023/03/30

【愛知】トーエネック 中区の本店ビルを建て替え

 トーエネック(名古屋市中区栄1ノ20ノ31)は、本館(本社)と
別館(名古屋市港区)に分散している本店機能を集約するため、本館ビルを「新本店ビル」として建て替える。2029年度の集約に向け、24年度に着工する見通し。設計にはすでに着手しているものの、設計者は非開示。施工者は「検討中」としている。

【新本店ビルは延べ約3万3千u】
 新本店ビルの計画規模は鉄骨一部鉄筋コンクリート造地下3階地上9階塔屋1階建て延べ3万2970平方bで、中間層免震(上級)を採用。環境性能評価システム「CASBEE」のSランクや、「ZEB Readey」の基準を満たす施設とする。また、BCP対策として2系統受電や非常用発電機なども導入する。敷地面積は4757平方b。駐車場は約270台分を設ける見込み。完成は28年度を予定している。
 建て替え期間中の本館機能は、4月に着工する「洲崎ビル」へ移転。同ビルは鉄骨造8階建て延べ5063平方b。設計は日建設計(東京都千代田区)、施工は大林組(東京都港区)が担当する。建設地は名古屋市中区栄1ノ31で、敷地面積747平方b。完成は24年9月末、機能移転は同年12月を予定している。新本店ビルの完成、機能の再移転後は、洲崎ビルにトーエネックの一部部署やグループ会社などが入居する予定だ。
 本館と別館の機能集約は、29年度に行う予定。集約後は総務・人事・経理などの管理部門とともに、別館に拠点を置く屋内線や空調管、情報通信といった一般工事部門も新本館ビルに入ることとなる。
 別館の所在地は名古屋市港区千年3ノ1ノ32。施設規模は鉄骨一部鉄筋コンクリート造地下1階地上8階建て延べ1万4248平方b。土地・建物は、ともにトーエネックが保有している。集約後の活用方法については「検討中」とした。


提供:建通新聞社