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建設経済新聞社
2023/03/31

【京都】中央卸売市場第一市場の再整備 新青果棟は延8万7221u

 京都市は、下京区朱雀で進めている中央卸売市場第一市場の施設整備について、新青果棟の工事に着手する。
 新青果棟は、S造5階建、延8万7221u(建築面積2万6844u)で計画。建築物の高さは26・8m。令和6年3月頃に着工し、11年3月頃の完成を見込む。
 これまでに明らかになっている内容をまとめると、現青果3・4号棟等の場所(北は五条通、南は花屋町通、東はJR嵯峨野線の高架橋に接し、南北に細長い敷地)に建物を重層化して整備することで、各機能の集約化と市場敷地のコンパクト化を図る。新青果棟はT期とU期に分けて実施する。
 花屋町通北側の関連5号棟・関連施設棟解体工事、新青果棟設備切回し工事を令和5年4月〜6年3月に予定(関連施設棟及び駐車場棟の耐火被覆(石綿含有建材)の撤去、関連5号棟の解体を行う関連施設棟ほか2棟耐火被覆撤去その他工事は3月10日開札でネクストワン−道原特定建設工事JVが落札)。その後、令和5年度に新青果棟T期に着工、7年度に新青果棟T期の完成を予定。新青果棟U期整備として令和7〜8年度に青果3号棟解体、8年度に新青果棟U期に着工、10年度に新青果棟U期の完成を予定する。
 基本設計時に試算した概算工事費は約300億円を想定。
 設計は安井建築設計事務所(大阪市中央区)。