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建通新聞社
2023/04/03

【大阪】大阪市 御堂筋万博連携事業検討プロポ 

 大阪市は、御堂筋における万博連携事業に向けた検討等業務の公募型プロポーザルを公告した。参加表明書を4月12日まで、技術提案書を5月2日まで受け付け、5月下旬に特定結果を通知する。委託上限価格は1億1900万円(税込み)。
 市は、2025年大阪・関西万博開催中、御堂筋上に四つのフィールドを整備。御堂筋と夢洲の万博会場とを連携し、「みちから未来」を体験してもらえる取り組みの実施を考えている。業務では、取り組みの企画・提案や、フィールドの交通影響・対応策などを立案し、サテライトプランを策定する。履行期間は25年3月31日まで。
 フィールドは、@淀屋橋交差点付近(側道を閉鎖し、プラザ空間を形成)A中央大通〜長堀通(側道を活用したオープンカフェや新たなモビリティなどの体験場所)B長堀通〜千日前通(側道歩行者空間化完了区間を活用)C千日前通〜なんば駅前広場(歩行者天国の形成)―の4エリア。交通影響評価やボトルネック対策の検討、沿道アクセスなど対応策の検討、計画平面図の作成などを行う。
 また、新橋交差点〜道頓堀川において、次世代モビリティ(低速自動走行車)導入に向けた社会実験を計画・実施し、結果を基に万博時の次世代モビリティ実験に向けた事業者募集・選定の支援を行う。万博時の実験では、久太郎町3交差点〜新橋交差点と、難波交差点〜難波西口交差点に5カ所のモビリティポートを導入する予定だ。
 他にも、スポンサー花壇、デジタルサイネージ、オープンカフェ、万博展示ブース、モビリティポート、プラザ空間などの配置計画図の作成や、沿道の照明柱の花飾り・バナーの設計検討・実施設計図の作成なども行う。
 なお、御堂筋では、“車中心から人中心のみちへ“をコンセプトに、全面歩行者空間化(フルモール化)を目指し、側道の歩行者空間化工事を進めている。