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建通新聞社四国
2023/04/04

【高知】四万十町 文化的施設建設を早ければ7月 

 四万十町は、図書館と美術館、町の歴史を展示する施設、コミュニティースペースで構成する「複合型文化的施設」の建設工事の一般競争入札を早ければ7月に公告する。建築主体、電気設備、機械設備に分離して発注する。契約方法は、県内や町内業者を中心としたJV方式で検討を進めている。
 当初は昨年12月に発注を予定していたが、土地収用法に基づく用地買収手続きが必要になったため延期していた。これに伴い4月から6月に資材の積算単価を更新する。
 施設は鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建ての「メイン棟」、木造平屋の「アプローチ棟」と「線路棟」の3棟で構成し、延べ床面積は約2000平方b。
 アプローチ棟と線路棟には町内産の木材を使用する。メイン棟と線路棟は主に図書館と美術館、アプローチ棟は交流コーナーやラウンジ、オンラインでの打ち合わせにも利用できる1人用席などを配置したコミュニティースペースとして活用する。
 現在の図書館と美術館は、以前法務局の施設だった建物を改修して活用している。バリアフリー面での課題があることから、新施設を建設する。
 設計はスターパイロッツ(東京都目黒区)と建築設計群無垢(高知市)の共同体が担当した。
 2023年度当初予算では、本体工事や周辺工事を含む建設費に21億円を計上。文化的施設建築工事費には17億2636万円、文化的施設駐車場通路改修工事費に2200万円を充てる。
 今後は9月議会に契約の議案を上程した後、10月に着工。24年11月の完成を目指す。
 建設地は旧庁舎があった茂串町3ノ2。
 提供:建通新聞社