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建設経済新聞社
2023/04/06

【京都】京都府立医科大学附属北部医療センター整備基本構想 プロポでシップヘルスケアリサーチ&コンサルティングを選定

 京都府立医科大学は4日、公募型プロポーザル方式の京都府立医科大学附属北部医療センター整備基本構想策定業務について、シップヘルスケアリサーチ&コンサルティング(大阪府吹田市)を選定したと発表した。
 プロポへの参加は、医療開発研究所・類設計室・TMI総合法律事務所共同企業体(JV)、シップヘルスケアリサーチ&コンサルティング、ヘルスケアデザインの3者。
 総合点が85・0点(100点満点)で最も高かったシップヘルスケアリサーチ&コンサルティングを候補者に選定した。候補者の選定理由は「同種・類似業務の実績が十分にあり、具体的で実現性が高く、円滑に実施できる企画内容、事業実施体制が提案されているため」。
 選定に係る外部有識者は、平野公規与謝野町保健課長、星雅丈福知山公立大学地域経営学部医療福祉経営学科准教授、山口孝幸宮津商工会議所専務理事。
 与謝野町男山の京都府立医科大学附属北部医療センターは、主要施設が築後45年を経過し、主要設備の多くが30年程度経過するなど、老朽化が著しいため、地域の中核病院や地域災害拠点病院としての機能を必要時に十分果たせないおそれがある。また建設当時から、求められる機能が大きく変化し、現在の医療需要に対応可能な施設の整備が求められている。そうした中、府北部地域における中核病院としての役割を果たすために必要な医療体制について検討し、施設整備の基本的な考え方をまとめるため調査・検討を実施する。
 業務内容は、▽基本構想案の策定(ア・現病院の現状と課題の整理、イ・整備の基本的な考え方の検討、ウ・整備方針の検討、エ・建設地及び面積要件及び整備手法及び整備スケジュールの検討(整備手法は、設計・施工分離発注方式、基本設計からのデザインビルド方式、実施設計からのデザインビルド方式、ECI方式及び民間資金の活用等の事業財源確保等)、オ・概算事業費の算出等)▽建設地・事業費等の比較検討(現地建替、部分移転、全面移転の3案の比較検討等)▽整備に係る院内検討組織等の運営補助等。
 なお基本構想案の策定にあたっては、令和4年度までの病院機能検討会議での検討経過に加え、令和5年度に実施する各診療科・各部門ヒアリングや病院整備プロジェクト会議(仮称)・病院機能検討会議の内容を基に検討する。
 整備の基本的な考え方の検討及び整備方針の検討などを踏まえ、令和5年8月末を目途に基本構想の中間案として骨子をとりまとめ。令和6年2月末を目途に基本構想案を策定する。
 業務期間は令和5年4月上旬〜6年3月31日まで(約12ヵ月)。
 委託上限額は1540万円(税込)。
 担当は京都府立医科大学事務局北部経営企画課。