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建通新聞社
2023/04/06

【大阪】豊中市 原田緑地整備・管理運営プロポ公告 

 豊中市は、デザイン・ビルド・オペレート(DBO)方式を採用する原田緑地整備・管理運営事業の公募型プロポーザルを公告した。10月25日に優先交渉権者を決める。大阪国際空港の南東に位置する敷地面積約5・79fの原田緑地を都市公園として整備・管理する。予算額は設計・建設業務が19億9600万円、管理運営業務が7億9329万4000円。
 大阪国際空港に親しみを持つことや空港周辺地域の活性化などを目的に、既存施設の利活用を図りながら、エントランス、農と自然体験、飛行機鑑賞の3ゾーン別に整備する計画だ。整備方針に「迫力ある飛行機の離着陸を楽しめる場」「緩衝緑地の機能を備えたみどりにふれあえる場」「人と人が交流する賑わいの場」を掲げる。
 エントランスゾーンには、案内施設(カフェ)や市民花壇、ウエルカムガーデンなどの配置を検討している他、農と自然体験ゾーンにバーベキュー広場やマルシェ・イベント広場、自然観察園などを新たに設けることを想定。飛行機鑑賞ゾーンには、芝生広場や展望デッキ、ベンチ、バーベキュー広場の他、サクラなどの花木を植えるサクラ広場や野外レクリエーションを楽しめる広場の設置を考えている。
 応募できるのは、市に本店を置く企業を3者以上含んだ設計・建設業務を担当する共同企業体、運営・維持管理業務を担当する共同企業体または単独企業、設置管理許可施設の整備・管理運営業務を担当する企業で構成するグループ。参加表明書などの第1次審査書類を5月31日に受け付け、結果を6月21日までに通知する。その後個別対話を経て、プレゼンテーションやヒアリングなどの第2次審査を行い、優先交渉権者を決める。
 事業スケジュールは、設計が2024年1月〜25年7月、建設が25年1月〜27年2月中旬、管理運営が25年8月〜35年7月。場所は原田中2ノ46ノ1他。
 既存施設には、記念樹の森や緑化樹木見本園、駐車場・駐輪場、緑と食品のリサイクルプラザ、体験農場、農業用送水施設などがある。