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建通新聞社(静岡)
2023/04/11

【静岡】県内許可業者9年連続減

 静岡県のまとめによると、2022年度末(23年3月末時点)の建設業許可業者数は前年度比0・5%減の1万3562者となり、15年度以降9年連続で減少した。許可業者数がピークだった00年度末時点(1万7477者)と比べると22・4%(3915者)の減少。今年1月にスタートした許可の電子申請の利用者は7者(新規5者、変更2者)だった。
 許可の区分別では、知事許可が0・5%減の1万3383者、大臣許可が3・5%増の179者だった。大臣許可業者の増加は2年連続。許可業者1者当たりの許可業種数は1・8%増の3・15となり、14年連続の増加となる。
 業種別の許可件数を見ると、許可件数の最も多いとび・土工・コンクリートは0・2%増の5450者と、前年度よりも増加。建築一式は2・6%減の3956者、土木一式は0・3%減の3512者と減少している。
 許可件数が前年度末時点を上回ったのは▽舗装2341者(1・4%増)▽内装仕上げ2085者(2・0%増)▽鋼構造物2056者(2・0%増)▽水道施設1976者(0・9%増)―など21業種(消防施設、清掃施設は前年度と変わらず)。
 このうち伸び率が最も高かったのはガラスの6・2%増(498者)で、熱絶縁の5・7%増(440者)、板金の5・6%増(679者)が続いた。16年6月に新設された解体工事は5・0%増の1436者だった。
 土木事務所管内の知事許可業者数を見ると、下田土木管内が290者(5者減)、熱海土木管内が466者(1者増)、沼津土木管内が2347者(27者減)、富士土木管内が1608者(14者減)、静岡土木管内が2741者(15者減)、島田土木管内が1641者(4者減)、袋井土木管内が1428者(17者減)、浜松土木管内が2862者(9者増)となっている。

「電子申請 県内は新規知事許可5件」

 今年1月から受け付けを開始した建設業許可・経営事項審査の電子申請システムを利用し、許可を申請した県内の知事許可業者は2月末時点で新規5件、変更2件だった。
 電子申請システムでは4月7日から建設業許可の監理技術者資格者証などもバックヤード連携の対象に追加され、書類添付が不要になった。14日からはシステム上で許可業者の閲覧も可能になるが、閲覧できるのは電子申請した許可業者の情報のみ。このため、県は県庁内の閲覧所での閲覧も継続する。一方、電子申請システムの運用開始に伴い、土木事務所で行っていた窓口預かりと届出書の郵送提出は5月31日で廃止する。