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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/04/17

【群馬】県教育委員会 伊勢崎特支 実施設計に向け調整中

県教育委員会は伊勢崎地域特別支援学校(伊勢崎市粕川町)の教室不足や下校時の送迎者の混雑の解消、高等部の設置に向け、校舎や体育館などの改修を計画している。2023年度は体育館整備の実施設計について計画を進めており、早期の業務委託に向け現在、準備を進めている。当初予算では、用地取得関係で2億3200万、校舎および体育館実施設計に1億6374万8000円を確保した。
県教育委員会では、敷地拡張に向け22年10月中に農業用地の除外を伊勢崎市に申請した。また、保護者説明会を実施し、学校を含む関係者の要望を踏まえ、教室不足への対応や必要な機能を検討した上で、基本設計や造成実施設計を群馬建築設計センター(前橋市)がまとめている。
改修事業では、施設整備のほか造成工事なども計画。今後のスケジュールについては、実施設計の中で検討する。
同校は県初の知的特別支援学校として1958年に開校、2013年度に伊勢崎市立伊勢崎養護学校から県立伊勢崎特別支援学校へと移管。21年度現在で166人が通学しており、90人想定の規模を大幅に超えている。文部科学省の調査により、普通教室が19室不足している状態で、これまで特別教室などを普通教室に充てて対応している。また、同市内にある伊勢崎高等特別支援学校(境492)においては、定員90人に対して91人が在学している状態で、新たな受け皿が課題となっていた。
主な施設として◇1982年棟=RC造平屋建て、床面積2277u◇94年棟=RC造平屋建て、床面積968u◇2004年棟=RC造平屋建て、床面積1368u−を配置。それぞれ廊下で接続している。