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滋賀産業新聞
2023/04/21

【滋賀】米原市 地区公園「磯公園」の整備

 米原市は、私立高等学校の運動施設整備と公民で連携し入江地先で取り組む未整備の地区公園「(仮称)磯公園」について、23年度は当初予算に事業費3835万円を措置し、4月下旬〜5月末までの意見公募と並行し残っている用地取得を進め、22年度基本設計を完了した公園の実施設計を1〜2件で委託(1件は公告済み4月27日開札)し年度内に完了させ、24年度に事業費を措置し公園の進入路や園路・遊歩道について初弾工事を発注・着工し、25年度も公園本体工事について事業費措置し発注・着工、整備を完了し、26年度当初に供用開始したい考えだ。
 23年度当初予算には(仮称)磯公園整備事業費総額3835万8千円を計上。このうち2350万円を公園実施設計委託料、950万円を進入路詳細設計委託料、410万円を測量業務委託料の他、市民参加型ワークショップ経費等に計上。公告済み(4月27日開札)の(仮称)磯公園実施設計業務では、入江地先で社会資本整備総合交付金を財源に行う約2fの地区公園整備について、概略設計に基づき敷地造成工、植栽、給水設備、雨水設備、汚水桝、電気設備、園路広場、公園施設等の詳細設計や軟弱地盤の検討、概算工事費の算出、ワークショップ支援等―を行う。委託期間は24年3月1日まで。この他、橋梁やBOX等、構造物の仕様が現時点では確定していない公園進入路について必要があれば別途、第2四半期をメドに詳細設計を発注・委託し、6ヵ月をメドにまとめる考え。なお、21年度委託した公園の基本設計は復建技術コンサルタント滋賀事務所(大津市)、基本計画はキタイ設計(近江八幡市)がそれそれ担当し完了。
 22年度は当初予算に公園検討事業556万8千円を措置し、整備予定地の測量や4回のワークショップ開催と共に、12月議会で繰り越し承認を得た事業費1372万円に基づき公園基本設計を委託した。
 「(仮称)磯公園」は、学校法人松風学園が運営する彦根総合高等学校(彦根市芹川町328番地)が新たな運動施設(グラウンド)整備するにあたり、学校近隣の米原市入江で09年度に都市計画決定されている(仮称)磯公園予定地における民間によるグラウンド部整備を米原市へ申し入れたことがきっかけとなり、民間整備のグラウンドを市民にも開放し、米原市が公園部分を整備する「公民連携の新たなモデルとなる公園」として整備計画が具体化。
 事業連携を受けて市では20年度から用地取得に着手し、21年3月に公設部分約2・0fのうち、約0・6fの購入手続きを完了。民設による私学運動施設は20年度用地取得、21年度民間で造成施工し、22年度完了している。市は23年度、早々に残る約1・4fの用地取得に取り組むと共に1〜2件で委託する実施設計を23年度中に完了させ、社会資本整備総合交付金採択が順調にいけば24年度の進入路等初弾に着工、2ヵ年目の25年度に公園本体を整備し完了、26年度の供用開始としたい意向。
 なお市では、(仮称)磯公園の実施設計を23年度進めるにあたり、市民の意見をより反映した計画とするため、4月下旬〜5月末までの期間で基本設計に対する意見公募を行う。詳細は市ホームページ参照。

提供:滋賀産業新聞