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滋賀産業新聞
2023/04/26

【滋賀】多賀町 結いの森公園整備

 多賀町は、久徳地先で22年度造成工事に着工した公園施設「(仮称)結いの森公園」整備事業について、23年度は24年度までの債務負担限度額5000万円を含めた当初予算を措置。5月にも造園工種となる公園整備工事(その2)1件を一般競争入札で発注・着工し約6ヵ月で施工すると共に、夏頃にも最終となる遊具整備を行う造園工事の公募型プロポーザルを公告し事業者を選定し委託、約8ヵ月の遊具整備期間を経て24年度に完了させ、公園を供用開始したい考えだ。
 23年度当初予算には「(仮称)結いの森公園」の造成工事の継続と引き続いての造園工事、遊具選定を行う新公園整備事業費として24年度までの債務負担行為限度額5000万円を設定し、当年度分として6万8千円を措置。5月にも一般競争入札で造園工事を発注する公園整備工事(その2)では、水路整備工および植栽工を実施し、工期は約6ヵ月、概算工事規模は3000万円以上5000万円未満。7〜9月頃をメドに公募型プロポーザルを公告予定の公園整備工事(その3)では遊具整備工一式を含めた造園工を委託し、制作期間を経て24年度にも遊具を設置、約8ヵ月で完了させる。概算工事規模は約3000万円以上5000万円未満。
 22年度は当初予算に措置した新公園施設整備事業費1億3400万円(工事費、用地費含む)、6月補正で増額した4253万1000円(工事費のみ)を合わせた計1億7653万1000円(工事費、用地費含む)を事業費上限に、「土木」「造園」に分離した公園整備工事のうち「土木」を発注し着工(22年11月9日開札、大兼工務店・東近江市、落札金額9900万円)、23年度11月までの繰り越しで施工中。23年度第1四半期をメドに追って「造園」を発注し施工、最終段階で整備する遊具等公園施設は23年度当初予算に事業費措置済で、同年度に発注し24年度までの2ヵ年で施工したい考え。
 設計業務は21年度に予算4500万円で行った公募型プロポーザルで選定した京福コンサルタント滋賀支店(大津市)が担当し、久徳地先の既存公民館施設「多賀結いの森」南側隣接の、町が用地取得した民有地約1万4000平方bを対象地に、公民館施設の特性・機能を活かし相乗効果を高める公園の新規整備に向けた実施設計を行い、完了している。
 プロポーザル公告時の要求内容では、「人・地域・自然を結び、愛される公園」をテーマに、子ども向け遊具の設置やイベントや災害時等多様なニーズ、多世代の利用に配慮された概算工事費上限額1億2000万円での公園整備を要求。現状のGLから大きくかさ上げは行わず、アスファルトやコンクリート舗装空間を含めた広場、池や水路、平面噴水等の親水施設、移動販売車の設置場所および道路、園路、植栽、東屋(20平方b程度)、ベンチ、トイレ(男性用・女性用・多機能型)を場内に配置。遊具は、太陽工業且ミ製の遊具「ふわふわドーム」(Bタイプ・他社類似製品も可)、複合遊具1式以上、個別遊具等、アプローチも含め障がいを持つ子供が利用可能なユニバーサルデザインの遊具(インクルーシブ遊具)、その他(社)日本公園施設業協会に準拠する製品を想定。
 同事業は、社会資本整備総合交付金の都市再生整備計画事業を活用。公園計画地周辺では多賀町が40・5f規模の「久徳周辺都市再生整備事業」を定め、まちづくり・ひとづくりの拠点施設と周辺道路の整備によって災害時の避難所としての機能を高め、安心安全な交流拠点の整備・活用に取り組んでいる。

提供:滋賀産業新聞