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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/04/25

【群馬】太田市は大島市営住宅で新築工事へ

太田市は大島市営住宅(大島町312−1)で新築工事を計画しており、2023年度から1期工事に着手する。22年度はA、B棟を対象に改修を進める予定だったが、資材高騰などの影響を受けて不調となり、新築へと切り替えた。建築工事は3工区に分け、電気設備、機械設備は3工区を一括して公告する。ともに直営で進める設計業務の進捗に左右されるが、7月中の一般競争入札公告となりそう。
大島市営住宅は全てRC造5階建ての6棟構成。敷地面積は1万2778・9uとなり、A〜F棟は2棟ずつ東西横並びで隣接している。1979〜80年に完成し、総戸数は150戸。間取りは2DKおよび、3LDKで、各部屋55・2u〜70・3uの床面積となっている。老朽化しているために、建て替え工事を計画した。
1期工事は2カ年で計画し、合計で8棟36戸を新築する。23年度の新築工事は計6棟26戸で実施する方針で、現在、解体工事が進むA・B棟の跡地に建設を行う。1棟につき、約300uの規模となりそう。施設機能については、過去に新築を行っている三島市営住宅や鳥之郷市営住宅を基本としている。
また、集会所の建設工事も計画しており、市営住宅内の南側の駐車場として現在、使用している箇所に建てる計画となっている。構造はW造平屋で、床面積は検討中。工事発注は建築工事、電気設備、機械設備を全て一括として同じく7月ごろに一般競争入札で公告する。集会所は大島町の町民が使用するほか、投票所などで活用する方針となっている。
予算については22年度3月補正予算で、補正後の年割額の変更を行っており◇22年度=1億7497万1000円◇23年度=4億5419万円◇24年度=3億4692万6000円−としている。
24年度は1期の第2段として、残る2棟10戸で新築工事を予定している。
2期工事については最短25年度にも今回のスケジュール同様にC、D棟を解体後、敷地内に新築を進め、E・F棟と続いていく。
なお、22年度は解体工事を発注し、加藤建設興業(太田市)がA・B棟で解体を進めている。解体規模はRC造5階建て、延べ床面積は3444uとなる。内装解体や駐輪場の解体についてはハツガイ(太田市)が手掛けた。