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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/04/26

【群馬】前橋市が広瀬市営住宅改築で民活導入決める

前橋市は建て替えを計画している市営住宅広瀬団地の7棟について、PPP/PFI手法を導入することを明らかにした。2023年度は事業者の公募に向けた準備を進める。建て替えを行うのは西側の区画にある4団地の合わせて7棟。建て替えは規模を集約しての実施を予定。公募に当たっては集約後の余剰地の活用方法について提案を受ける方針としている。
広瀬団地は第2を除いた第1から21団地で構成。今回の建て替え事業の対象となっているのは西側に位置する第3、第6、第7、第20の計4団地、7棟192戸で、広瀬団地公園を囲むように各棟が立地している。
1966〜70年に建設された建物で、鉄筋露出など老朽化している状況。長寿命化計画に基づき、規模を集約しながらの建て替えを決めた。事業地は4団地および中心の公園を含めた敷地となり、集約後の規模や余剰地の活用方針などについてはこれから詰めていくところ。
2022年度にPPP/PFIの導入可能性調査業務を長大(東京都中央区)へ委託、これまで検討を進めてきており、このほど導入を決定。市営住宅への導入決定は今回が初となる。23年度は当初予算に各種調査業務委託料として2488万2000円を計上。PPP/PFI導入のアドバイザリー業務を同社に委託しており、実施方針や公募に当たっての資料作り支援などを行う。合わせて、埋蔵文化財調査の実施も予定しており、早期の委託に向けて準備を進めている。
各団地の建物の詳細は次の通り。(【団地名】=建築時期、建物数(棟名)、構造、延べ床面積)
【第3団地】
1966年、2棟(RA−66、RB−67)、RC造4階建て、1872u
【第6団地】
69年、1棟(RE−69)、RC造4階建て、1968u
【第7団地】
70年、2棟(RC−70、RF−70)、RC造4階建て、2140・8u
【第20団地】
68年築、2棟(RC−68、RD−69)、RC造4階建て、1915・2u