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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/04/27

【群馬】高崎河川国道事務所の23年度主要事業

国土交通省高崎河川国道事務所(青木崇光所長)は、2023年度の事業概要を明らかにした。事業費合計は対前年度比7・1%減の総額68億4700万円。道路事業に65億8700万円、河川事業は2億6000万円を位置付けた。23年度は国道17号中村交差点立体事業および国道50号前橋笠懸道路事業のバイパス区間における初弾工に着手する。
中村交差点立体事業は渋川市中村地内で国道17号本線と国道17号渋川西バイパスが平面交差する箇所のうち、本線の前後約800m区間(うち、橋梁部約50m)を対象に4車線道路として整備する。23年度は既存道路中央部で仮設道路設置工事を行う。工事費4億1300万円、測量設計費4000万円を確保した。橋梁は単径間鋼単純合成多主鈑桁橋で、橋台2基は杭基礎を想定する。
前橋笠懸道路は伊勢崎市赤堀今井町から、みどり市笠懸町鹿間のバイパス区間7500mを対象に、調査設計や用地買収を推進するとともに、鏑木川橋の下部工事や改良工事に着手する。工事費4億4000万円、測量設計費2億9900万円などを確保している。鏑木川橋の設計は復建技術コンサルタント(宮城県仙台市)がまとめた。
この他の主な事業は次のとおり。
【国道17号上武道路】
前橋市今井町から前橋市富田町間の2400mおよび前橋市上細井町から前橋市田口町間の3500mにおいて、橋梁上下部工事、改良工事、舗装工事を実施する。なお、今井町から富田町間については23年度の4車線化完成を目標に工事を進める。工事費へ9億900万円、測量設計費には1億7700万円などを確保した。
【国道17号綾戸バイパス】
渋川市上白井から沼田市岩本町間の2300mにおいて、調査設計と用地買収を推進するとともに、棚下地区で橋梁下部工事を推進する。工事費2億5800万円、測量設計費1億4800万円などを確保している。
【国道18号高崎安中拡幅】
安中市安中四丁目の現道拡幅区間600mにおいて、調査設計や用地買収を推進するとともに、改良工事に着手する。工事費6000万円、測量設計費5200万円などを確保した。
【国道17号交通安全対策】
渋川市上白井地区歩道整備は工事費9500万円、測量設計費3900万円、用地費および補償費500万円を充て、調査設計や用地買収、工事を行う。
みなかみ町羽場地区線形改良は調査設計、用地買収および工事を実施する。工事費へ1000万円、測量調査費に3000万円、用地費および補償費には1000万円を充てる。
みなかみ町猿ヶ京地区歩道拡幅は調査設計と用地買収を実施。測量設計費3500万円、用地費および補償費300万円を確保した。
【国道18号交通安全対策】
安中市磯部入口交差点改良は工事費4900万円、測量設計費5000万円、用地費および補償費500万円を充て、調査設計や用地買収および工事を実施する。
【烏川上流築堤】
高崎市根小屋地区で支川処理および樋管堤外水路新設工事を実施する。事業費は2億6000万円。