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滋賀産業新聞
2023/05/01

【滋賀】彦根市 認定こども園「金城こども園」整備

 彦根市は、待機児童の解消と保育環境の向上を図るため23年度当初予算に民間保育所1施設を対象とする施設整備補助金3億4630万2千円を措置し、22年度公募したプロポーザルで開出今町地先の「旧彦根市養護老人ホーム金亀荘」解体跡地で民間認定こども園の設置・運営を行う事業者に選定された広島県の潟Aイグランが設置する「仮称・金城こども園」に補助する。23年度交付金内示を得ており順調にいけば近く事業者側で施設の建築工事を発注・着工し、年度内に完了、24年4月1日に開園させる計画。
 23年度当初予算には民間保育所施設整備事業費3億4630万2千円を計上し、全額を潟Aイグラン(橋本雅文代表取締役・広島市西区庚午中1―7―24)の認定こども園整備補助金に充当。公募プロポーザルで事業用地とした彦根市開出今町1492―1他5筆の旧金亀荘を解体した跡地の宅地5697・42平方bにおいて、S造2階建、延1062・81平方b規模(定員184名)の民間認定こども園「(仮称)金城こども園」の新築・運営を計画。法人側で建設し、24年3月中にも整備を完了、24年4月開園の予定。なお、設計は河野建築研究所(大阪府高槻市)が担当している。
 「(仮称)金城こども園」の新設は、市が運営する公立の「金城幼稚園」(大薮町2545・定員135名、4月1日時点在園児数72名)が23年度末で閉園することが決まり、代替施設の検討において現状の保育ニーズをより反映できる認定こども園の新設を決定し、空き施設となっていた近隣の元福祉施設「旧彦根市養護老人ホーム金亀荘」の建物を市で解体し、跡地に24年度民設民営認定こども園を設置開設する事業者を誘導する方針を決定。22年11月に公募型プロポーザルを公告し、審査の結果、同年12月に最優秀候補者を潟Aイグランと公表していた。22年度当初予算には旧金亀荘解体工事費3543万1000円を措置し、建物の解体撤去に係る設計・工事を発注し着工、跡地の更地化を完了している。
 潟Aイグランは87年に設立、企業内・病院内保育施設の運営や認可保育園の運営等、多数保育サービス事業を展開し、広島県のみならず全国43都府県で約400以上の保育施設を運営。未設置の滋賀県内での整備を彦根市に申し入れ、22年度に交付金対象事業となり彦根市からの整備補助金1億1918万7千円を受け、待機児童の課題がある城南学区・高宮学区における新保育所整備として、開出今地先の兜ス和堂所有地で滋賀県1園目となる「あい保育園南彦根」を新規開設。23年度の「(仮称)金城こども園」が2園目となる。

提供:滋賀産業新聞