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建通新聞社(中部)
2023/05/09

【愛知】名市 久屋公園南再整備プラン早期まとめを

 名古屋市住宅都市局は、久屋大通公園南エリアの再整備プランの取りまとめに向けて、本年度に「光の広場」へ導入する集客施設の設置条件などの検討を進める。同局は再整備プランについて「できるだけ早期に取りまとめたい」としており、2021年度末に示した素案から、一歩踏み込んだ案の作成を急ぐ見通しだ。
 21年3月に開いた久屋大通再生有識者懇談会では、南エリア再整備プランの素案を提示。南エリアにある、希望の広場、サカエヒロバス、愛の広場、エンゼル広場、エディオン久屋広場、光の広場、南噴水広場、久屋大通庭園フラリエ・堀留水処理センターについて、空間活用と必要な機能のイメージをまとめた。
 各広場で集客施設を設ける方向性を示している中、光の広場は特に、広域からの来訪者を引き付ける魅力的な空間とする方向性を示していた。同広場は、地下鉄名城線矢場町駅の構造物が広場西側を南北に横断する形で所在しており、集客施設を設ける場合の設置条件などを本年度に検討する。
 同局は、観光文化交流局が21年度までに行った民設民営&式の多目的アリーナだけでなく、公設を含めた幅広い設置条件を視野に入れて検討する構え。鉄骨造で高さ15b程度の施設を想定して、直接基礎と杭基礎別に概略設計を複数案まとめ、地下鉄構造物に影響がないと判断できる整備内容について、概算工事費の算出と工事計画の検証などを行う。このために必要な設置条件等検討業務は、パシフィックコンサルタンツ中部支社(名古屋市西区)が担当している。
 観光文化交流局が実施した、多目的アリーナの光の広場への設置検討では、民設民営方式を前提とした場合、最大3000人規模の施設であれば整備が可能だとする検討結果をまとめていた。


提供:建通新聞社