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滋賀産業新聞
2023/05/10

【滋賀】県木之本支所 杉本余呉線のバイパス道路新設

 県長浜土木事務所木之本支所は、トンネル約1・5qと橋梁部分約0・2qで構成する全長1・7qのバイパス道路新設計画を進めている長浜市の県道杉本余呉線において、橋梁部分となる高時川橋(仮称)の詳細設計を石居設計(彦根市)に委託、23年度中にまとめる。また、23年度に取り組む予定のトンネル用地の協議・取得が順調に行けば、24年度にもトンネル初弾工事について発注・着工する可能性も浮上しており、3〜4ヵ年でトンネル整備完了、そこから橋梁部分の完成を目指していく方針だ。
 新たに整備する「高時川橋(仮称)」は、上部がPC単純バルブT桁橋で、橋長は45b。下部は橋台2基。横幅2車線のコンクリート構造を予定。詳細設計については今年度中にまとめる。このほか、トンネル整備に向けた基礎調査として21年度に委託した環境調査を、日本工営都市空間滋賀事務所(大津市)で、また用地測量をキタイ設計(近江八幡市)で、さらに地質調査を正和設計(大津市)でそれぞれ完了している。
 冬期通行の利便性向上のため計画されている杉本余呉線バイパス道路は、起点の長浜市木之本町杉本地先から、終点の同市余呉町上丹生地先を結ぶ総延長約1・7q規模を想定。現道は湾曲し道路幅が狭いため冬期通行が不便となる。このうち地域の交通環境の向上を図るため約1・5qをトンネル区間とし、一部に橋梁を整備するバイパスが計画された。

提供:滋賀産業新聞