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建設新聞社
2023/05/11

【東北・福島】提案書は6月7日まで/F−REI施設の基本計画検討

 復興庁は10日、福島国際研究教育機構(F−REI)施設基本計画等検討業務(その2)の企画競争を公告した。
 企画提案書などは、福島国際研究教育機構室施設担当で6月7日まで受け付ける。その後、提案書の審査を行い選定結果を同月中に通知する。参加資格は、全省庁統一競争参加資格の「役務の提供等」がA〜C等級であること。
 F−REIは、東日本大震災などからの復興を実現する「創造的復興の中核拠点」として、ロボットやドローン、農林水産業の自動化、放射線の産業利用、原子力災害に関する知見などの研究を目的に4月1日に設立。施設整備は復興庁、管理・運営はF−REIが行う。
 計画地はJR常磐線・浪江駅の南西部に当たる浪江町川添地区約14f。導入を想定している機能および必要面積は、本部(一般事務室3600平方b、福利厚生スペース2800平方b、広報展示スペース1400平方bなど)、研究・実験(一般研究室・実験室340平方b×50、研究共用機器スペース5700平方b、計算機器室1200平方b)など。
 今回の業務は、施設の在り方に関するアドバイザリー会議の検討資料作成や、施設設計与条件の整理、段階的整備スケジュールの検討などを行う。履行期限は2024年1月31日まで。22年度に実施したその1業務はパシフィックコンサルタンツが担当した。
 24年3月までに業務成果品をもとに基本計画を策定。24年度以降に基本・実施設計を作成し、造成工事を経て建築工事に着工する。施設の完成は、復興庁設置期間となる30年度までを目標とし順次供用する。

 提供:建設新聞社