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建通新聞社(岡山)
2023/05/17

【岡山】高梁市 有漢義務教育学校建設 8〜9月にも発注

  高梁市は、小中一貫となる「有漢義務教育学校」(仮称)の建設工事を8〜9月にも発注する予定。2025年4月1日の開校を目指している。
 現在、GEN設計高梁事務所(高梁市)が6月30日を納期に実施設計をまとめており、発注方法や入札方式などの検討を設計と並行して進めていく方針。現時点では、建築・機械設備・電気設備の3工事の指名競争入札を行う予定だが、共同企業体の結成による入札や、一般競争入札の採用なども視野に入れているもようだ。
 有漢地区の児童数の減少や学校施設の老朽化などに対応するため、当地区からの要望もあり、小中一貫校を現在の有漢中学校内に建設する。敷地面積は6524平方b。中学校の既設校舎と既設屋内運動場は大規模な改修を行い、既設校舎の西側部分に小学校を増築する。
 新小学校(増築部分)の規模は鉄骨造2階建て延べ約1100平方bで、普通教室(6)、特別支援教室(2)、相談室(仮称)、倉庫、トイレなどを設置する。中学校の既設校舎の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1840平方b、既設屋内運動場の規模は鉄筋コンクリート造平屋600平方b。大規模改修では老朽化対策として屋上防水や外壁塗装、トイレ改修、照明器具のLED化などを予定している。
 事業費は、小学校施設整備の継続費として23年度と24年度に4億3700万円ずつ、中学校施設整備の継続費として23年度と24年度に1億7700万円ずつの、総額12億2800万円を見込んでいる。
 市内には現在、6中学校と14小学校がある。有漢地区に小中一貫校が誕生すれば、有漢東小学校は廃校になるが、現校舎(耐震化済み)の利用方法などは今のところ決まっていない。

提供:建通新聞社