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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/05/16

【群馬】安中市 新庁舎の基本設計概要を明らかに

安中市は、建設を計画している新庁舎の基本設計概要を明らかにした。建築面積は庇・駐輪場・車庫を含みRC造3階建て、延べ床面積7724u。高さは19・10mとなる。実施設計を年度内に完了させ、2024年度7月ごろに工事着手、完成は25年度末としている。基本計画・基本設計業務および実施設計は石本建築事務所(東京都千代田区)が担当した。
新庁舎は安中高校跡地(安中2−2926−1)約1万2700uに建設。1階部分は◇庇=350u◇車庫=65u◇駐車場30u−などを含む床面積3072uの広さを計画。2階が同2825u、3階は同1354uとなる。駐車台数は約160台を想定している。
電灯設備はLEDとし、フル2線リモコンスイッチや人感センサーなどを採用する。また、屋上に屋外型キュービクルを設置。さらに、防災電源・BCP対策として屋上に非常用発電機を設置するほか、災害時72時間対応のため地下オイルタンクも完備。2階屋上には10kWの太陽光発電設備を設置する見込み。駐車場に電気自動車の充電用として、急速充電器と普通充電器を整備する。
空調換気設備では、熱源設備として空冷ヒートポンプチラーおよび地中熱利用ヒートポンプチラーを採用。また、◇1階執務室=天井チャンバー多孔吹出空調システム◇1階エントランス・待合=空気式床輻射冷暖房システム◇2階執務室=水冷媒天井放射空調システム◇議場=単一ダクト空調システム◇執務室、各室、共用部=換気設備外気処理空調機−などをそれぞれ設置する。排煙設備は自然排煙方式とし、中央監視に中中央監視装置やBEMS、個別空調集中リモコン、自動制御設備を備える。
給水設備は上水が受水槽(屋外)+加圧給水ポンプユニット方式。雑用給水は雑用水槽(床下ピット)+加圧給水ポンプユニット方式とする。給湯設備については業務用エコキュートを採用している。
示された整備スケジュールによると、年度内に実施設計を完了させるとともに、9月ごろに旧安中高校の解体工事を実施。年度末には建設業者選定に向けた公募を開始し、24年度6月に決定。7月から本体工事に着手する。完成は25年度末になる予定で、26年度には移転を開始する。