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建設経済新聞社
2023/05/17

【京都】嵐山宮ノ北地区で急傾斜地対策 新規着手、総事業費9・5億円

 京都府京都土木事務所は、令和5年度の新規事業として嵐山宮ノ北急傾斜地崩壊対策事業に着手する。
 嵐山宮ノ北地区は、京都市西京区北東部に位置し、保全対象として人家128戸および市道を含む急傾斜地。近年多発する集中豪雨による崖崩れにより、甚大な被害が発生することが懸念されるため、保全対策を行う必要がある。
 対象は京都市西京区嵐山宮ノ北町。急傾斜地崩壊対策事業では、土砂防護柵工、法面工を予定。対策範囲はL約630m。総事業費は9億5000万円を見込む。
 令和5年度は3000万円の事業費を充て、詳細設計・土質調査を実施する。
 京都土木事務所のこれまでの主な取組として、令和3年度に法面工1ヵ所(予備設計)、砂防堰堤設計2基(砂防堰堤予備設計)を行う業務を入札で修成建設コンサルタント京都事務所(京都市上京区)に委託し実施。
 令和4年度に基準点測量、現地測量を行う業務を入札で、内外測技(京都市南区)に委託し実施した。