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鹿児島建設新聞
2023/05/18

【鹿児島】九州地整 大隅河川国道の事業計画/工事費48億、測量設計19億

 国土交通省九州地方整備局による事業計画通知で、大隅河川国道事務所関係(交通安全U種除く)をまとめた。2023年度当初では工事費48億5660万円、測量設計費19億5209万円−など。桜島砂防では持木川流域と春松川流域等の砂防施設改築が25年度、有村川流域と持木川下流は26年度完成を見込み、国道220号牛根境防災は牛根境地区改良に着手する。
 砂防設備の改築は、設備が2000年度までに施工されたものが多く、安定性等に関する現行基準への適合や16年度に見直しを行った計画土石流量の外力を踏まえた安定性確保のため、砂防設備の改築を実施し機能を確保するため、渓流保全工の拡幅等を実施する。
 道路改築で日南・志布志道路は、志布志IC地区改良や内堀1号橋(A2、P1)と前川橋(A1、A2、P1)の下部工等を予定。用地進捗率は約92%。油津・夏井道路は金蔵輪地区改良等を行う計画で用地進捗率は約15%となっている。
 牛根境防災は20年度から着手。大雨による異常気象時通行規制(区間延長3.8km)や斜面崩落による土砂搬入などの危険性が高い現道における安全性の確保に向けた防災事業で、延長は4.5km。橋梁5基により規制区間等を回避する。
 起点は垂水市牛根境で終点は霧島市福山町。1号、2号、3号の計3橋を対象に予備設計を委託するほか、改良工事に着手する。全体事業費は300億円を見込む。
 交通安全対策は磯脇歩道整備(垂水市牛根麓)に新規着手するほか、帖(志布志市志布志町)、野井倉(同市有明町)、菱田(大崎町)、境川(垂水市牛根境)、持木(鹿児島市東桜島)等で整備を進める。


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