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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/05/18

【群馬】県建設業協会23年度通常総会を開催 青柳会長を再任 行動指針に「新3K@かっこいい」

群馬県建設業協会(青柳剛会長)は18日、前橋市内の群馬建設会館で2023年度定時総会を開催した。役員改選の年にあたり青柳会長が再選。行動指針に『新3K@かっこいい』を打ち出し、期間限定で『人材確保育成・建設キャリアアップ並びにワークライフバランス推進特別部会』を実施。協会運営では、青年経営者部会といった将来を担う人たちを中心に活発化を図る。青柳会長は「常に業界活動の前を進んでいく『仕掛け』を作っていきたい」と力強く話した。総会の通常開催は、新型コロナウイルス感染症の影響から4年ぶりとなった。
8期目の再任にあたり青柳会長は「新型コロナの対応も2類相当から5類へと変更となり、業界活動も活発になってきている。3年間で一気に進んだ人口減少や資材価格の高騰、そして長時間労働の問題や建設DXなどは業界を大きく変えていくエネルギーになるもの。こういった変化をしっかりと受け止め、地域の建設業ならではの『穏やかなリ・スタート』に向け、活動をきめ細かく展開していこうと思う」とあいさつ。続けて「建設業で働く人たちが、群馬の建設業協会に入っていてよかった、と実感できる建設業を目指して協会の運営・活動をしていきたい」と抱負を述べた。
新たな行動指針となる『新3K@かっこいい』について青柳会長は「地域建設業の原点をしっかりと見つめ直し、建設業の構造改革を前に向かって進めていくといった意味を込めた」と話した。
新たな取り組みとしては、メリハリのついた働き方の意識を持ってもらうため、2年前に特別部会として立ち上げた『人材確保育成・建設キャリアアップ推進特別部会』を2024問題に対応するため、期間限定でワークライフバランスのタイトルを加えた『人材確保育成・建設キャリアアップ並びにワークライフバランス推進特別部会』に変更。夏ごろには、協会員全体に向けたワークライフバランスの研修会を行う。
協会運営に対しては、青年経営者部会を中心に、将来の建設業を担っていく若い人たちの活動を活発にしていくことで、協会を支える人材を育てていくとした。青柳会長は「常に業界活動の前を進んでいく『仕掛け』を作りながら、協会のまとまりを作って進んでいこうと思う」との考えを示している。
また、総会後の活動として、「社会資本整備と災害レジリエンス」をテーマに、山本一太知事と12支部を巡回し講演会などを開催する計画を明らかにした。
総会には山本知事をはじめ多数の来賓が出席。山本知事は、県政に対する日ごろからの協力に感謝を述べると「災害の激甚化に対応するため、防災インフラ整備に力を入れていくと宣言している」とし、業界の力が必要だと話した。また、「予算の平準化ができる流れを構築していきたい」とあいさつした。
議事では23年度事業計画や収支予算などについて審議し、全議案が可決した。改選による役員人事は次のとおり。
【会長】
◇青柳剛氏(再任・沼田支部長)
【副会長】
◇篠原宗應氏(再任)
◇池原純氏(再任・吾妻支部長)
◇橋明氏(再任・太田支部長)
◇富澤博邦氏(再任・藤岡支部長)
◇泉野志氏(再任・前橋支部長)
【常任理事】
◇関口功氏(再任・高崎支部長)
◇大川弘志氏(再任・桐生支部長)
◇萩原永史氏(再任・安中支部長)
◇小曽根久八氏(再任・館林支部長)
◇勝野政和氏(再任・渋川支部長)
◇五十嵐修氏(再任・富岡支部長)
◇小島克也氏(新任・新伊勢崎支部長)