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滋賀産業新聞
2023/05/22

【滋賀】滋賀県 県立体育館の跡地等活用

 滋賀県は、県有未利用地や既存の資産等で、処分や有効活用を検討しているものについて、経験、ノウハウ、アイデアを持っている民間事業者や団体等から意見や助言等を求めながら、事業化や入札、公募等を検討していくため「滋賀県庁県有資産活用のひろば」の運営を行っている。
 「ひろば」は、県が資産の処分や有効活用に取り組む際の、「方向性」、「実現可能性」、「効果的、効率的な手法」、「公募条件や仕様、水準」などについて、民間事業者や団体等から様々な意見を聴き、事業化や入札、公募条件等へ活かすための、対話型の市場調査プラットフォーム。
 随時、「ヒアリングパートナー」は募集を行っており、昨年9月5日現在でエントリーされている企業・団体等は以下の通り。

▽国立大学法人滋賀大学▽初亀▽大和ハウス工業▽積水ハウス▽長大▽大和リース滋賀支店▽松建設▽日建設計総合研究所▽滋賀銀行▽アイ・ケイ・ケイ▽三菱UFJ銀行▽みずほ銀行▽昭和コンクリート工業▽藤井組▽びわこエンジニアリング▽イオンリテール近畿カンパニー▽大林ファシリティーズ▽関西みらい銀行▽長谷工コーポレーション関西▽パーク24グループ▽清水建設▽知識経営研究所▽パシフィックコンサルタンツ▽スターツ総合研究所▽スペース▽日本リーシング不動産▽一般社団法人・官民共創未来コンソーシアム▽アダムスセキュリティ▽三井住友信託銀行▽ファミリーマート―以上。

 これまでのヒアリングの実施状況は次の通り。

▽未利用借地の転貸借としての有効活用
▽武蔵野職員住宅跡地の処分等
▽日の出公舎の売却等
▽東近江市鈴・大森地先県有地(旧(仮称)蒲生地域リゲインハウス整備用地)の利活用
▽旧長浜北高校跡地の利活用
▽滋賀竜王工業団地北側未利用地の利活用
▽旧近江学園用地の売却・貸付
▽近江富士花緑公園の活性化検討
▽ウカルちゃんアリーナ(滋賀県立体育館)の跡地等活用―以上。

 このうち、直近のウカルちゃんアリーナ(滋賀県立体育館)の跡地等活用については2026年度以降、県立施設としての用途を廃止するアリーナの跡地等の活用の方向性を検討するためヒアリングを3月1日及び3月13日に実施。その結果、4者のパートナーがヒアリングに参加。▽当該地の現状については、用途地域が商業地域等であること、琵琶湖に近いことからもポテンシャルは高い。▽高層マンション等の住宅施設需要は高いものと考えられる。▽マンション以外の賑わいの創出という観点で活用の方向性を条件付けし、プロポーザル方式で売却や借地するような方法もある。▽既存施設がスポーツ施設であり、周辺にもスポーツ施設があることから、一部にスポーツ機能を残し、収益性のある施設と組み合わせて活用することも親和性があり、実現可能と考える。▽スケボー等のアーバンスポーツの会場やeスポーツの会場となるような施設という可能性もある―などの意見が出されている。
 なお、「滋賀県庁県有資産活用のひろば」は県総務部財政課財産活用推進室(077―528―3197)が担当。

提供:滋賀産業新聞