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建通新聞社四国
2023/05/23

【徳島】小松島市 和田島津波避難施設設計を9月以降 

 小松島市は、南海トラフ地震発生時に3〜5bの高さの津波が予測されている和田島町北部地区に津波避難施設を建設するため、9月以降に建設地の地質調査や測量、施設構造などの設計業務を委託する。委託期間は約1年間を予定しており、2024年度以降に工事発注する予定。
 和田島町の北部地区は津波発生時、津波避難場所が遠く、他の避難施設の収容人数が満員となってしまうため、「特定避難困難者」が810人発生すると推測されている。これを受けて610人収容可能な避難施設を建設する。残り200人は、現在建設中の和田島ポンプ場への避難を想定している。
 避難施設には一時避難に必要な備蓄倉庫や、太陽光パネル、LED照明設置を検討している。簡易トイレを設置し、間仕切りしたプライベート空間を設ける。施設は他施設との複合化は検討しておらず、今後、周辺住民との協議や、他市町村先行事例を参考に、内容を確定させる。
 設計に先立ち現在、避難施設の形状や規模、建設地、設備などを検討する「和田島北部地区津波避難施設整備基本計画策定業務」をエイト日本技術開発徳島支店(徳島市)で進めている。
提供:建通新聞社