トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2023/05/30

【群馬】県前橋土木事務所が2023年度事業概要示す

県前橋土木事務所(松井紀所長)は、2023年度の事業概要を示した。都市計画道路赤城山線で進めている歩道および電線共同溝の整備事業は、最優先区間の完成を目指して6月ごろに条件付き一般競争入札で工事の公告を予定している。前橋赤城線上細井工区の無電柱化事業では本年度から用地買収に着手。橋梁補修事業としては、上毛大橋での補修工事を8月以降に一般競争入札で公告する見通し。
赤城山線は全体約1200mを幅員17mに拡幅するほか、電線共同溝の敷設を計画。前橋市北代田町のうち、桃ノ木川を超える北代田橋から北に約140mを最優先区間として工事を推進している。23年度は舗装工と歩道・電線共同溝工をそれぞれ6月ごろの公告を予定している。
上毛大橋では補修工事を計画。橋長534m、標準幅員21・8mの大型橋梁で、上部工は6径間連続PCラーメン箱桁橋。これまでの工事でA1とP1〜3で補修が完了。23年度はP3とP4の間でひび割れ補修を行うため、8月以降に一般競争入札で発注する。
前橋赤城線の上細井工区は、上武道路から南下し、前橋西久保線までの700mを幅員15mにしながら無電柱化を計画。22年度までに測量設計や調査をまとめており、本年度から用地交渉に着手する。
前橋玉村線バイパス朝倉工区は、朝倉町地内を通る都市計画道路江田天川大島線から南進、赤十字病院を経て下佐鳥町の県道高崎駒形線へ接続するまでの2800mで、現道の拡幅と新設を推進中。現在は、拡幅区間の工事を実施しているところ。本年度は引き続き拡幅区間の工事と用地買収を進める。
県道苗ケ島飯土井線では、北関東自動車道波志江スマートICへ接続するための道路新設事業を実施。飯土井交差点から前橋市と伊勢崎市の行政境となる神沢川を跨ぎ、伊勢崎市道に繋がるまでの約700mを、前橋土木事務所と伊勢崎土木事務所で進めている。23年度は道路の新設改良工事を8月ごろ、神沢川を跨ぐ橋梁の下部工を9月ごろにそれぞれ一般競争入札で発注を見込んでいる。このほか、埋蔵文化財の調査を4月から6月まで実施する方針。
都市計画道路敷島公園大師線は、2期工区として約1300mを幅員18〜19mに拡幅、電線共同溝を敷設するとともに歩道整備を進めている。23年度分の工事としては、約100m区間での電線共同溝工の発注を予定。9月ごろの一般競争入札を想定している。