トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2023/05/30

【大阪】2025年日本国際博覧会協会 フランスと正式契約 

 2025年日本国際博覧会協会は5月26日、大阪府咲洲庁舎でフランス政府と公式参加契約を結んだ。フランスを代表して、陳列区域政府代表でCOFREX CEOのジャック・メール氏は、現在パビリオンのデザインについて最終コンペの真っ最中であることを明らかにした上で、「プレッシャーを感じているが、日本とフランスが競い合いながら素敵なパビリオンを造っていきたい」と意気込みを述べた。
 また、パビリオンのテーマを「愛、アムール」と発表し、「愛あふれるパビリオンにしたいと考えている。フランスと日本の友好を示すことができればいい」と抱負を語った。
 フランスパビリオンはエントランスに近い「いのちに力を与える」ゾーンに建設する。テーマとする「愛」についてさまざまな展示を月替わりで行う他、2週間ごとに変わるライブパフォーマンスなども想定。パビリオン内にはビストロ・バーやパティスリー、ブティックなども設置する予定。現地に来ることができない人も、バーチャルで参加できるような方法を検討している。
 今後は、7月の初めにデザインを決定し、設計や土壌調査を経て9月以降に着工する考えだ。
 石毛博行事務総長は、「2021年4月にEU各国の中で先んじて参加を表明し、11月に独自のパビリオン建設を申請した。早い決断が他国の参加のきっかけになった」と感謝を述べた。また、ドバイ万博でのフランスパビリオンに触れ、大阪・関西万博でも、来場者を魅了するパビリオンの建設に期待感を示すとともに、万博開催まで残された時間は短いとしつつも、準備を加速していく考えを示した。
 大阪・関西万博にはこれまで153の国と地域が参加を表明している。