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　福島県大熊町は15日、下野上地区に整備する社会教育複合施設の基本計画・基本設計・実施設計業務の公募型プロポーザルを公告した。
　単体か3者以内の設計共同体で東北か関東地方、新潟県内に本・支社・店所在が条件。単体と共同体代表は1級建築士事務所登録者で、2000年4月以降に延べ2000�u以上の図書館か博物館の機能を有する複合用途公共建築物新築の基本設計か実施設計業務実績が必要。
　参加申込期限7月14日、技術提案書提出期限8月18日。1次審査（書類審査）で9月4日開催の2次審査（プレゼンテーション）対象者を5者程度選定する。審査結果は1次が8月28日、2次は9月8日に通知する予定。審査は初澤敏生福島大学人間発達文化学類長ら同施設整備検討委員会の委員6人と副町長らで組織する審査委員会が行う。
　技術提案のテーマはデザインコンセプト、配置・動線計画、展示・収蔵方針、ゼロカーボン、建設コストの抑制など。
　業務は基本計画、基本・実施設計、協議支援と資料作成。履行期間は25年11月30日までを予定。契約限度額3億1926万円（消費税込）。
　同施設はＪＲ大野駅西口付近の敷地7000�uに延べ5000�u程度で、基本構想では図書館、博物館、公民館等機能の導入を想定。解体・保存されている吉田家住宅主屋等を施設内に修復し、和室としての一般利用も計画している。27年度の開館予定。