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秋田建設工業新聞社
2023/06/19

【秋田】十和田図書館の移転新築/建築・電気・機械の3工種で公告

 鹿角市教育委員会は19日、立山文庫継承十和田図書館の移転新築を建築・電気・機械設備の3工種で公告した。参加要件はいずれもА級で、建築が鹿角市内もしくは小坂町に本社または営業所、電気と機械設備が鹿角市内に本社のある事業所。3工種とも申請書の提出期限は7月6日。同月11日11時に開札する。工期は7年1月10日で、建物完成後に移転作業などを行う予定。7年度中の供用開始を目指す。

 現在の十和田図書館(十和田毛馬内字上陣場19−5)は、昭和33年に十和田町役場として建設された鉄筋コンクリート造2階建て(一部ブロック造および木造)、延べ床面積1,100.73uの施設。十和田の人々に馴染みある建物として、昭和62年より図書館に転用された。館内では郷土の産業と教育に貢献した立山弟四郎氏の蔵書を譲り受けた「立山文庫」や、郷土資料などを展示している。

 移転先は十和田市民センター(十和田毛馬内字城ノ下)の隣接地。新施設は、鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積991.5u規模で、一般閲覧室、児童閲覧室、事務室、閉架書庫、立山文庫、みどりの文庫などで構成する。

 市民センターとは渡り廊下(5.7u)でつなぐほか、通用口(6.76u)も設ける。また、同図書館では週に4日、鹿角市内を移動図書館車が巡回しており、倉庫(29.97u)やカーポート(17.05u)も整備する。

 建築工事では本体建設のほか、渡り廊下、通用口の整備、昇降機や太陽光発電の設置を行う。電気工事では受変電設備やコンセントなど、機械設備工事では冷暖房設備や換気設備、給排水設備を整備する。

 建物完成後に移転作業やIC図書館システム設置に着手する。7年度中の供用開始を見込み、現施設の利活用や解体などは供用開始後に検討する。なお、基本・実施設計は松橋設計が担当した。

提供:秋田建設工業新聞社