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　京都府は、大山崎町に今秋開所を予定するオープンイノベーション拠点「アート＆テクノロジー・ヴィレッジ京都」で、アーティストが設計に関わるスマートハウスの開発に取り組む。
　６月22日開催の６月府議会の代表質問（２日目）において、アートとテクノロジーの融合による新産業創出について、西脇隆俊知事が答弁。「長い歴史を背景に活力の源泉となっている文化を土台として、伝統の上に革新を積み重ねる柔軟性を持つ京都の強みを生かし、新産業の創出を通じて、京都産業の持続的な成長につなげることが必要だと考えている。新産業の創出のためには、国内外の人材と交流し、多様性を生かしたオープンイノベーションが有効であり、今後は、今年秋にオープン予定のアート＆テクノロジー・ヴィレッジ京都などを活用し、アーティストが設計に関わるスマートハウスの開発や、女性が健康に生活するための最新ＡＩ技術の活用などに取り組んでいきたい」と述べた。
　アート＆テクノロジー・ヴィレッジ京都は、京都府の文化・芸術の力を生かし、アートとテクノロジーを融合させた新たな産業を創造し起業を促すとともに、次世代を担う起業家や企業の中核を担う人材育成を推進、国内外の企業が集まるオープンイノベーション拠点を目指す。
　建設地は国道１７１号沿いの大山崎町大山崎斗加坪20−１他の敷地２万３３１０�u。マクセル�鰍ﾌ倉庫跡地で、同社から自社用地の無償貸与の申し出を受けた。
　整備工事（建築工事）は令和４年８月開札で上島建設（京田辺市）、同（電気設備工事）はジェイ・イ・テー（京都市右京区）、同（機械設備工事）は高木設備（京丹波町）が落札。建物は延６７７・２７�u（共用施設５９７・０３�u、屋内制作スペース棟60・００�u、屋外トイレ棟20・２４�u）。
　計画調査業務は企業組合一級建築士事務所ひと・まち設計（京都市山科区）、実施設計積算業務も同社が担当。工事監理業務はイースタン建築設計事務所（京都市中京区）、工事監理支援業務は一般財団法人京都技術サポートセンター（京都市上京区）が担当。
　府は、施設活用団体について、公募で公益財団法人京都産業21（京都市下京区）に決定。同法人に無償で貸し付ける。貸付期間は令和５年４月１日から令和10年３月31日までの５年間。