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建通新聞社
2023/06/23

【大阪】阪神高速 総合評価の全工事でSBTを評価 

 阪神高速道路会社は、2023年度から一般競争入札(総合評価落札方式)で企業評価を実施する全工事について、「カーボンニュートラルに関する取組実績」を評価指針(企業方針)に追加している。企業が設定する温室効果ガス排出削減目標を国際的な機関が審査するSBT認定を受けていることが条件。
 また、燃費基準達成建設認定制度・低炭素型建設機械認定制度に適合する建設機械(バックホウやブルドーザーなど)の使用、ICT施工導入(作業効率向上)によるCO2削減、低炭素工法・材料の活用などが工事成績評定で加点評価の対象となる。
 その他、脱炭素社会実現に向けた取り組みとして、22年度から総合評価落札方式の他機関表彰評価の対象に、近畿建設リサイクル表彰(国土交通省近畿地方整備局など)、3R推進功労者等表彰(経済産業省など)、資源循環技術・システム表彰(経済産業省など)を追加している。
 建設キャリアアップシステム(CCUS)活用促進工事については、22年度までに発注した全工事で減点措置の無い受注者希望方式を採用してきたが、関係団体の意見も踏まえつつ、23年度からはCCUS導入の達成状況に応じて工事成績評定点を加点または減点する発注者指定方式の適用工事の発注を推進する。