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建通新聞社四国
2023/06/27

【徳島】旧吉野川津慈地区でサウンディング調査 鳴門市・藍住町・徳島河川国道 

 鳴門市、藍住町、国土交通省徳島河川国道事務所は、旧吉野川津慈地区河川整備事業地で、コウノトリを核とした官民連携による整備・管理・利活用を目指して、民間活力導入に向けたサウンディング調査を実施する。河川のサウンディング調査は、利根川佐原広域交流拠点運営等事業に次ぎ全国で2番目。河川湿地への同調査としては全国初となる。今回、民間事業者などのさまざまな事業主体に、調査への参加を呼び掛けている。6月末ごろ申込方法を公表する。
 津慈地区はコウノトリの営巣地に近く、周辺のれんこん畑は夏場に葉が生い茂りコウノトリの採餌場にならないことから、現在、自治体などにより耕作放棄地で採餌が可能なビオトープ化が進められ、津慈地区で整備する河川湿地も採餌場となることが期待されている。これを受けて実施するサウンディング調査は、整備する河川湿地の利活用と管理運営の在り方を検討するための参考とする。民間事業者との対話により、市場性や実現可能性、行政では気付きにくい課題、民間事業者の参入意欲や、参入しやすい公募条件を把握する。
 計画では、津慈地区の湿地の創出面積が約8f。既に整備されたビオトープ面積が約4・5f、周辺のれんこん畑約170f(JA大津)、1961年以降の湿地の減少面積約18fを考慮した整備を目指す。津慈地区で計画している河道掘削は、水辺空間を活用して採餌場を確保し、コウノトリの定着に寄与する湿地を創出する。徳島河川国道事務所では、自然再生事業に伴う護岸・移設道路・仮設構造物の各設計をいであ四国支店(高知市)で終えている。
 津慈地区は旧吉野川の北岸に位置し、鳴門市と藍住町にまたがる。今回、徳島河川国道事務所が旧吉野川津慈地区で進めている総合水系環境整備事業により湿地を創出し、住民や学校、団体、企業などが活用・管理にさまざまな方法で関わることで、交流を通じ地域振興につながる場所を目指している。
提供:建通新聞社