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建設新聞社(長崎)
2023/06/29

【佐賀】佐賀空港滑走路延長 施設計画段階PIを実施

10月に整備内容など公表


 佐賀空港(佐賀市川副町)の滑走路延長に向け、佐賀県と佐賀市は、施設計画段階のパブリック・インボルブメント(PI)を実施する。現在の計画では、滑走路延長の必要性と施設計画の妥当性についてまとめた情報(PIレポート)を2023年10月下旬から約1カ月間公表し、県民や市民の意見を募集、その意見を踏まえ、24年3月にPI実施記録を公表する予定。


 佐賀県は、佐賀空港の目指すべき将来像を「基幹路線である東京便を中心としながら、LCCの拠点空港化を図り、九州におけるゲートウェイ空港としての地位を確立する」と定め、これまでに旅客ターミナルビルの増改築、駐機スポットの増設、旅客用駐車場の拡張などを実施。今後は新規路線誘致のターゲットとなる東南アジア諸国との直行便を結ぶため、2000b滑走路を2500bに延長する検討を進めている。

 これを踏まえ、佐賀県と佐賀市は、6月8日に九州佐賀国際空港PI推進協議会を立ち上げ、同協議会を中心に「滑走路延長に向けた施設計画段階のPI」を実施することを決めた。

 PIは、公共事業を構想、計画、立案する段階から実施に至るまで、事業の進め方、経緯、内容などの情報を広く公開し、住民の意見を聞きながら事業を進めていく仕組み。近年は空港整備をはじめ、道路事業や鉄道事業など、多くの公共事業で導入されている。

 PIレポートでは▽滑走路延長の必要性(佐賀空港施設の現状と課題、滑走路延長が必要な理由など)▽施設計画の妥当性(滑走路延長に伴う空港施設整備の内容、整備期間、概算事業費など)―を明示し、広く県民や市民の意見を募集する。

 現在の計画では、同協議会やPI評価委員会(有識者などからなる第三者機関)でPI活動やPIレポートの内容を決定し、23年10月上旬にPI活動の周知や広報を実施。23年10月下旬から11月下旬の約1カ月間、PIレポートを公表して意見の募集を行う。その後、評価委員会でPI活動の結果を審議し、協議会でPIの目標(今後の事業が円滑に実施できる状態)を達成したか判断する。目標が達成された場合は、PIの実施報告書を作成し、24年3月頃に公表する予定。
ksrogo