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滋賀産業新聞
2023/07/03

【滋賀】近畿地整 R161小松拡幅13工区の環境影響評価準備書まとめる

 近畿地方整備局はこのほど、「国道161号小松拡幅13工区」に係る環境影響評価準備書を取りまとめた。これまでの「琵琶湖の一部埋め立て」を取りやめ、「山側にトンネルを中心としたバイパス」によって具体化させるもの。今後、各種意見を聞いたうえで評価書を作成、具体化に入ることとなる。
 近畿地整が進めている161号小松拡幅は、大津市北小松から高島市勝野に至る全長6・5qで、1970年(昭和45年)に事業化。161号に並行する江若進鉄道敷を事業用地として取得し歩道等を整備する形で工事着手。その後、都市計画決定を経て全長6・5qのうち高島市勝野から高島市鵜川までの1qを1974年(昭和49年)12月に4車線で開通している。
 今回の変更は、小松拡幅の13工区内・高島市鵜川から北部分の4・3qが対象。白髭神社を超えた部分で計画されている湖岸側への張出す形での埋め立てを湖岸の景観保全や、増加する観光客の通行安全確保が課題となっていることから取りやめ、山側に新たなバイパスを建設することで対応する。
 準備書によると、4車線道路を山側に作ることから▽平面構造=上下とも0・3q▽盛土構造=上下とも0・7q▽切土構造=上下とも0・03q▽橋梁構造=上1・8q、下1・9q▽トンネル構造=上下とも1・5q―となる。
 主な工事区分概要は、▽土工約2・06q▽橋梁工約3・7q▽トンネル工約3q―。作業工程は▽トンネル工=1年目から9年目▽橋梁工=1年目から11年目▽土工=2年目後半から11年目―の予定。
 なお、環境影響評価に係るコンサルはオリエンタルコンサルタンツ、綜合技術コンサルタント、日本工営が担当。

提供:滋賀産業新聞