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日刊建設タイムズ社
2023/07/05

【千葉】新事業体は広域組合/10月に基本計画を策定/統合・広域化の基本方針/夷隅地域水道事業統合協議会

 いすみ市、勝浦市、大多喜町、御宿町で構成する夷隅地域水道事業統合協議会は、末端給水事業に関する「夷隅地域水道事業統合・広域化基本方針」を公表した。夷隅地域の2市2町を対象に「事業統合」の形態を採用。新たな事業体を設立したうえで、夷隅郡市広域市町村圏事務組合の共同処理事務として水道事業を追加し、事業認可を取得する。今後は、10月に「(仮称)夷隅地域水道事業統合・広域化基本計画」を策定し、2024年2月に県と基本協定を締結。25年1月に新事業体を設置し、3月の各市町の水道事業廃止を経て、新事業体による4月の水道事業開始を目指す。
 水道事業に係る事務所の位置は、夷隅地域農林業センター(いすみ市弥正88―1)とし、既存建物の改修工事と付属建物の新築工事を実施する。支所は設置せず、各市町に1か所程度のサービス拠点の設置を検討する。
 
施設整備の方針で/老朽管を優先更新
 
 国交付金や市町の出資金を最大限に活用し、石綿管および漏水の発生が多い老朽管を優先的に更新する施設整備方針を掲げている。また、施設の耐震化、施設の統廃合、ダウンサイジングをに取り組む。
 夷隅地域において稼働している水道施設は▽いすみ市=大野浄水場、須賀谷配水場、山田浄水場(大寺配水場)、大原配水場、音羽浄水場▽勝浦市=佐野浄水場、鵜原配水場、上植野配水場▽大多喜町=面白浄水場、横山浄水場、八声配水場、大多喜配水場▽御宿町=御宿町浄水場。
 また、導送配水管の延長は▽いすみ市=628km(うち老朽管430km)▽勝浦市=197km(うち石綿セメント管4km、普通鋳鉄管5km、老朽管30km)▽大多喜町=134km(うち石綿セメント管1km、老朽管39km)▽御宿町=110km(うち老朽管70km)――となっている。k_times_comをフォローしましょう
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