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建設経済新聞社
2023/07/10

【京都】市営住宅空き住戸の改修活用 ライフ住宅販売ら9者に決定 令和6年度に第二弾を予定

 京都市は7日、公募していた「市営住宅の空き住戸を活用した若者・子育て世帯定住促進事業」に係る活用事業者9者を決定したと発表した。
 市が公募で選定した事業者に市営住宅を貸し付け、事業者がリノベーションし、賃貸住宅として手頃な家賃で供給し、若者・子育て世帯の移住・定住につなげる全国初の取組。
 対象住戸と活用事業者は、Aグループの西京極市営住宅2棟502号、4棟201号、8棟303号の3戸、南烏丸市営住宅1棟211号、710号の2戸の計5戸が潟宴Cフ住宅販売(京都市下京区)。主なポイントは▽子どもの成長に合わせ間取り変更(2LDK→3DK)▽玄関大型収納(ベビーカー置きなど)▽衝撃音吸収床材。
 Bグループの南烏丸市営住宅1棟207号、604号の2戸、山科市営住宅3棟659号、965号、1107号の3戸の計5戸が潟Oッドライフ(京都市下京区)で、アーキネット京都一級建築士事務所(京都市中京区)が参画している。主なポイントは▽令和17年3月末までの定期借家契約▽ライフスタイルに合わせたフレキシブルな間取り▽玄関土間スペース(ベビーカー置きなど)。
 Cグループの西京極市営住宅9棟404号、10棟101号の2戸、南烏丸市営住宅1棟201号、2棟453号、956号の3戸の計5戸が潟tラットエージェンシー(京都市下京区)。主なポイントは▽子どもが自由に遊べるスペース/収納スペースに配慮した間取り▽デザイン性の高い室内/INOBUNとコラボ家具付き部屋あり。
 Dグループの洛西北福西市営住宅30棟911号、1109号の2戸、西京極市営住宅5棟501号、502号、7棟403号の3戸の計5戸が許恣a建設(京都市西京区)。主なポイントは▽5年間の定期借家契約、更新料不要▽生活騒音軽減・断熱効果向上の窓・壁へ。
 Eグループの山科市営住宅2棟861号、862号、964号、1156号、1165号の計5戸が京都パナホーム梶i京都市山科区)。主なポイントは▽6年間の定期借家契約▽玄関スペース拡大で収納確保▽カウンターキッチン、室内干しユニット設置▽リビングにはエアコンを設置。
 Fグループの山科市営住宅1棟104号、160号、161号、211号、252号、407号、554号、761号、762号、1011号の計10戸が潟Kーネット(京都市下京区)。主なポイントは▽共働きに便利な宅配ボックス設置(予定)▽キッチンカウンター設置▽収納スペース多い▽エアコン完備。
 また向島ニュータウン活性化に向けた向島9街区の空き住戸活用事業は樺キ栄(京都市下京区)に決定。主なポイントは▽玄関にリビングドアを設置(プライバシー確保)▽温かみのある室内カラーリング▽収納スペースを多く確保。
 洛西ニュータウン活性化に向けた空き住戸活用事業は許恣a建設(京都市西京区)に決定。主なポイントは▽5年間の定期借家契約、更新料不要▽生活騒音軽減・断熱効果向上の窓・壁へ。
 若者・子育て公社賃貸住宅は京都市住宅供給公社(京都市上京区)に決定。主なポイントは▽6年間の定期借家契約、更新料不要▽録画付きモニターフォン設置。
 初年度の令和5年度は70戸程度で供給。8月頃に第一弾として若者・子育て応援住宅の入居スタートする。
 令和6年当初には、年度替わりの新生活に向けた第二弾を提供する考え。