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建通新聞社四国
2023/07/11

【高知】4団体 四国横断自動車道整備促進大会を開催 

 四万十市内で四国横断自動車道整備促進大会が開かれ、関係市町村の首長や国会議員、業界関係者など約120人が参加した。四国横断自動車道高知県建設促進期成会(会長=中平正宏四万十市長)、四国横断自動車道高知県西部建設促進期成会(同)、一般国道56号バイパス建設促進同盟会(会長=中平富宏宿毛市長)、四万十市の道路整備を進める女性の会(田辺五美会長)の4団体が主催した。
 中平市長は開会冒頭、「南海トラフ地震発生の懸念に加え、近年では風水害が激甚化している。高知県にとって四国横断自動車道は『命の道』であり、高規格道路ネットワークの構築は急務だ」とあいさつした。この後、四国地方整備局の清水純道路部長が「道路行政をとりまく最近の情勢について」と題した講演や、四万十市の道路整備を進める女性の会の田辺会長が意見発表を行った。
 各期成会の主な要望は次の通り。
 四国横断自動車道高知県建設促進期成会
 ▽窪川佐賀道路、佐賀大方道路、大方四万十道路、宿毛内海道路(宿毛新港〜一本松)の早期整備と「宿毛和田〜宿毛新港」間の早期事業化▽高知自動車道(土佐PA〜須崎東)の暫定二車線区間の4車線化、代替機能を発揮する直轄国道とのダブルネットワーク化を進め、国土をつなぐ幹線道路ネットワークの構築▽高規格道路の開通予定時期の早期公表▽資材価格の高騰や賃金水準の上昇に対応する中でも必要な道路整備、管理が長期安定的に進められるよう新たな財源を創設するとともに、2024年度道路関係予算総額の満額確保を図る
 四国横断自動車道高知県西部建設促進期成会
 ▽改正国土強靭化基本法を踏まえ、対策期間完了後も国土強靭化に必要な予算・財源を通常予算とは別枠で確保し、継続的に取り組む▽高速道路の良好なインフラを持続的に利用するため、料金徴収期間の延長による財源を活用し、適切な維持管理と更新事業、暫定二車線区間の4車線化や耐震補強などの機能強化を着実に進める▽「SA・PA」と沿線「道の駅」の機能強化を図るとともに、IC周辺の緊急輸送道路の無電柱化を着実に推進する
 一般国道56号バイパス建設促進同盟会
 ▽土佐市蓮池地区の交通安全性の向上や通勤通学時の渋滞を解消するため、交通安全事業の着実な実施と4車線化の早期着手▽須崎市千々川地区の線形改良や自転車歩行者道の整備▽中土佐町久礼地区、四万十町床鍋地区から根元原地区、四万十市荒川・生ノ川・磯ノ川地区、宿毛市押ノ川地区の自転車歩行者道未整備区間の早期整備
提供:建通新聞社