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　川口市はプロポーザルで選定していた「総合文化センター大規模改修・美術館建設事業」の技術協力業務委託者について、フジタ・川口土建・新菱・グンエイ・浅倉・東光・佐野異業種建設共同企業体を優先交渉権者とした。契約締結後は２０２４年１月ごろ技術協力業務を終え、価格交渉などを経て合意が成立すれば、同ＪＶと施工の契約を結ぶ流れとなる。
　同事業は総合文化センターリリア大規模改修と新たな美術館建設を一体的に行うもの。市の事業では始めて、設計段階から施工者が関与するＥＣＩ方式（技術提案・交渉方式の技術協力・施工タイプ）を採用している。
　実施設計は香山建築研究所（文京区、電話03−３８１５−４７０２）へ委託済み。技術協力業務の契約締結後は、計７者ＪＶの技術提案などを反映させながら設計を策定していく見通しだ。
　また、今後は実施設計・技術協力業務に加えて、設計に関するＣＭ（コンストラクションマネジメント）業務の委託も予定。実施設計者と技術協力業務者が設計を策定しつつ、ＣＭ業務者が第三者として事業費や施工方法などの妥当性を検証する形となる。順調に進めば23年度内に設計をまとめ、工事の契約締結を経て24〜25年度に施工を進める流れを目指す。