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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/07/13

【群馬】伊勢崎市が華蔵寺公園の水生植物園の改修に着手

伊勢崎市は再整備を計画している華蔵寺公園の水生植物園について、年内の工事発注を目指している。本年度内に西側にあるプールの解体を行うことから、その接続部分などで一部造成を行うもの。2024年度には、公園内にある池や園路部分の本格的な改修を行い完了させる。あわせて、華蔵寺公園全体でPark−PFIの導入も検討しており、年度内に指針を出したい考え。
水生植物園は華蔵寺公園の北側に位置する面積1・1haの施設。中央部には池があり、ハナショウブなどが植栽されている。また、池の中央部には島も整備されており、四阿などが設置されている。
水生植物園の再整備は、22年度から3年間で計画している、華蔵寺公園共生「はな咲く。」プロジェクトの一環として計画。民間活力を取り入れながら華蔵寺公園のリニューアルを図るもので、水生植物園の再整備に加え、公園内でのPark−PFI導入と西側で隣接しているプールを解体、駐車場に転換する工事などを予定している。
水生植物園の再整備は、大部分を占める池の植栽や園路などを再構成し、来園者の利便性や集客の向上などを目的としている。設計は池の部分を愛植物設計事務所(東京都千代田区)、園路外周部はプロファ設計(伊勢崎市)が担当している。
本年度の工事は外周部が対象。プールを解体して更地とすることから、その部分での造成や北側を通る道路からの排水対策などの工事を実施する。24年度には池の内部にある植栽のレイアウト変更や園路での工事を計画。池内部に植栽用の柵があり、その変更や更新などを行う。園路部分は、園路本体のバリアフリー化や駐車場と接続する取り合い部分での園路接続などを行う。
園内で計画しているPark−PFIについては、22年度に水生植物園北側への設置を想定したサウンディング調査を実施。現在はその結果を踏まえて、設置に向けた指針をまとめているところ。年度内にまとめ、実施までのスケジュールなどをつめていくこととなる。
プールの解体・駐車場整備については、本年度に解体工事および整地工事を実施。24年度に駐車場として整備する。敷地面積は7781uとなり、うちアスファルト舗装を約6200uで行い駐車場とする。