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建通新聞社四国
2023/07/18

【愛媛】新四国中核病院 DBで8月中旬公告へ 

 公立学校共済組合(東京都千代田区神田駿河台2ノ9ノ5)は、四国中央病院と三島医療センターを統合した「新四国中核病院整備事業」について、基本・実施設計と施工を一括するデザインビルド方式で発注することとし、現時点で8月中旬の公告を目指して準備を進めている。順調なら2024年3月の事業着手を目指し、事業者の選定手続きを進める考え。
 同事業では、両病院の老朽化と狭あい化、医療提供体制など情勢の変化に対応するため、診療を休止している三島医療センターを解体し跡地に統合病院を建設する。基本構想時では、新病院は災害対策や感染症対策、省エネ対応を施した三島地区の中核病院とし、5〜7階建てで延べ床面積2万4000平方bを上限にした施設を見込んでいた。
 今年3月に取りまとめた整備基本計画は一般に公開しておらず、要求水準書についても公告と同時に示すことにしているため、事業規模などの詳細は明らかにされていないが、病床数は基本構想時の231床から224床へ変更するなど若干変更しているもよう。また募集に当たっては建設企業1者と設計企業1者同士の組み合わせか、建設企業共同企業体(JV)と設計企業1者の組み合わせ、建設企業1者と設計企業JVの組み合わせ、建設企業JVと設計企業JV同士の組み合わせによる参加を求めることにしている(JVの構成員数や業種などは公告時に示す予定)。
 建設地は四国中央市中之庄町1684ノ2の敷地約2万平方b。解体する三島医療センター(病棟と付属棟)は鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ1万0999平方b。28年6月の供用開始を目指す。
 基本計画と要求水準書の作成はプラスPM(大阪市北区)が担当。
提供:建通新聞社