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建設経済新聞社
2023/07/19

【京都】大津宇治線など8事業再評価 市の対応方針案は全て「事業継続」

 京都市は18日、令和5年度第1回公共事業評価委員会を開催。街路事業2件、道路事業1件、河川事業1件、土地区画整理事業2件、住宅地区改良事業2件の計8件のうち、5件の再評価対象事業を審議した。
 再評価対象8件は全て平成30年度再評価を行ったもの。市の対応方針案は全て「事業継続」。
 第1回委員会で審議した5件について、市の事業継続とする対応方針案を妥当とした。
 今後は、9月開催予定の第2回委員会で残る3件の対応方針案を審議し、第3回委員会で意見書をとりまとめ、市長に意見書を提出し、それを踏まえ、市の対応方針を決定する。
 再評価対象事業のうち、街路事業の@大津宇治線(伏見区石田内里町、L396m、W16m/令和4年度進捗率17・0%、令和5年度予算額1億9200万円、令和6年度以降の残事業費13億4300万円)、A桃山石田線(伏見区石田森東町〜伏見区石田内里町、L364m、W16m/進捗率48・2%、令和5年度予算額4100万円、令和6年度以降の残事業費7億8800万円)、河川事業のC西羽束師川支川(伏見区羽束師古川町〜伏見区久我森の宮町、L2000m、W17・4m/進捗率70・0%、令和5年度予算額3億1000万円、令和6年度以降の残事業費33億9800万円)、土地区画整理事業のD伏見西部第三地区(伏見区横大路三栖池田屋敷町他、A104・5f/進捗率90・1%、令和5年度予算額2億0700万円、令和6年度以降の残事業費15億8600万円)、E伏見西部第四地区(伏見区横大路中ノ庄町他、A116・7f/進捗率55・0%、令和5年度予算額4億8900万円、令和6年度以降の残事業費121億0100万円)。
 事業の進捗見込みについては、大津宇治線は「令和4年6月に石田大山交差点(桃山石田線」の暫定整備を実施し、当該事業の合場橋交差点についても、令和6年度に右折レーンや歩道の暫定整備を予定している」、桃山石田線は「交差点付近の整備に集中的に取り組み、早期に事業効果を発現させつつ、引き続き用地買収等の事業進捗を図る」、西羽束師川支川は「現在、護岸工事を実施している新古川橋から外環状線までの区間は用地買収が完了しており、令和11年度の護岸工事完成を目指して、引き続き進捗を図る。また当該区間は当該事業と隣接して道路整備事業を実施しており、工事間の調整を図りながら取り組んでいく」、伏見西部第三地区は「令和4年度から5号水路の工事に着手した。国道1号に接続する区画道路38号等の未整備道路について、令和元年度に交差点形状の改良等の事業計画変更を行い、工事着手に向けた地元協議等を進めている。また宅地化率が84・4%に進捗し、土地利用が進んでいる。今後もこれらの取組を進めるとともに、残りの仮換地指定及び未整備の区画道路・水路等を早期に完成させていく」、伏見西部第四地区は「京都守口線西側区域については、地区内幹線道路である横大路中通及び12号水路の工事を進め、早期の街区形成及び横大路小学校の移転に向けて取り組んでいく。また地域から早期の整備を求められている外環状線側道の工事を進め、事業進捗を図っていく。東区域は約90%の道路整備が完成しており、引き続き、未整備道路や5号水路等の工事を進めていく」。
 次回審議するのは、道路事業のB宮前橋改築(伏見区淀大下津町〜伏見区納所町、L640m、W15・0m〜18・5m)、住宅地区改良事業のF崇仁北部第三地区(下京区上之町他、A2・73f)、住宅地区改良事業のG崇仁北部第四地区(下京区郷之町他、A6・8f)。
 このほか、次の再評価を行うまでの期間、進捗状況等を報告するフォローアップ対象事業は、[令和3年度再評価実施2事業]河川事業の七瀬川(99・8%)、住宅地区改良事業の三条鴨東地区(84・2%)、[令和2年度再評価実施3事業]街路事業の山陰街道(13・7%)、土地区画整理事業の上鳥羽南部地区(100・0%)、伏見西部第五地区(44・6%)、[令和元年度再評価実施4事業]街路事業の深草大津線(97・9%)、道路事業の一般国道477号(大布施拡幅)(66・9%)、一般国道162号(川東拡幅)(52・7%)、河川事業の新川(90・9%)、[平成30年度再評価実施4事業]下水道事業の下水高度処理施設整備事業(46・1%)、合流式下水道改善対策事業鳥羽処理区(98・9%)、合流式下水道改善対策事業伏見処理区(98・8%)、浸水対策事業西羽束師川第2排水区(80・2%)。