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秋田建設工業新聞社
2023/07/19

【秋田】ライスセンターの新築/建築を8月以降に公告

 能代市のアグリ檜山(能代市檜山字赤館3-1、山崎和博代表理事)は今年度、檜山字寺田にライスセンターを新築する。国の補助事業の交付決定前の契約準備として7日に機械設備工を公告しており、建築は8月以降に公告する見通し。

 事業は、新たに穀類乾燥調製施設を建設するもので、施設内では収穫したもみの荷受から乾燥・もみすり・選別・出荷までを行う。新築する建物は鉄骨造平屋建て、床面積が約340uで、もみがら倉庫も併設する予定。概算事業費は1億5,000万円で、調査設計はサンワ興建が担当した。

 搬入する機械設備は、一般競争見積で決定する。参加資格申請書の提出期限は今月21日までで、全国農業協同組合連合会東北広域施設事務所(岩手県紫波郡矢巾町)に持参する。現場説明会は今月26日、メーカー説明会は来月8日に予定している。現在、国への事業計画申請を行っており、開札日は申請承認後に日程を調整する。

 建屋は10月頃の着工を予定しており、来年1月または2月頃に機械搬入、3月の施設完成を目指す。6年秋の収穫期から本格稼働させる。

 同法人は、水稲主体の小規模兼業農家が多かった檜山地区で、大区画ほ場整備を契機に平成15年に設立された。同地区は戦国大名の檜山安東氏によって築城された城下町で、昔からの肥えた土壌により少量の肥料でも営農が可能。檜山川の上流に位置しており、清水を生かして農薬の使用成分回数を10成分以下に抑えたあきたecoらいす栽培を行い、環境にやさしい米づくりを実施している。

提供:秋田建設工業新聞社